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サンジとレイジュさんの母親は、自分の子供が無感情のマシーンになることに猛反対していたが、父親は結局手術を強行に施した。
しかし母親は父親の野心を阻止するべく、ある“薬”を飲んだ。それは、操作された血統因子に影響を及ぼす程の劇薬だった。
だが、その甲斐もなく、レイジュさんの弟達の体には次々と人間を超える異常が見つかった。
一方、母親は薬の後遺症でみるみる衰弱していき……サンジはどんどん
ｻﾝｼﾞ｢じゃあ、おれのせいであの人は命を……｣
ﾚｲｼﾞｭ｢そんな風に考えないで!!母さんは心から嬉しそうだった。何一つ後悔なんてない!!｣
だが、父親はそれを許さなかった。起きた事の全てをサンジのせいにして、辛く当たる様になった。
ﾚｲｼﾞｭ｢あなたが失敗作な筈がない。母さんの命懸けの抵抗で守られた“感情”を持って生まれて来た子。それがあなた……サンジ!!｣
ｻﾝｼﾞ｢……!!｣
ﾚｲｼﾞｭ｢だからあなたは誰よりも優しいのよ!!!｣
ｻﾝｼﾞ｢…………｣
盗み聞きのようで申し訳ない気持ちだが、サンジが頑なに語らなかった過去の一面を知れたような気がする。
それに、レイジュさんは自分は他の家族同様の悪人だというように振舞っているが、行動も言動も見ている限り、サンジを思いやる優しいお姉さんだと私は思う。
ﾚｲｼﾞｭ｢……ところで、そのマントでグルグル巻かれてるのは何かしら?｣
｢!｣
ｻﾝｼﾞ｢! これは……｣
ﾚｲｼﾞｭ｢隠してるつもりかもしれないけど、違う気配がするから分かるわよ。まあ素人は気付かないだろうけど。……心配しなくとも誰かにバラしたりなんかしないから、か弱い姉さんの頼みを聞くべきじゃないかしら?｣
ｻﾝｼﾞ｢……はぁ、仕方ねェな。……出てきていいぞ｣
サンジに促されるまま、私はそろそろと忍び足でマントから抜け出し、チラリとレイジュさんを見る。
サンジが良いって言ってるし、レイジュさんが悪い人だとは思ってないけど、ずっと身を隠してたからやけに緊張するんだよなぁ……と思っていると、私を見たレイジュさんは犬が出てくると思わなかったのか目を丸くしていたが、すぐに微笑んで｢おいで｣と手招きされた。
ﾚｲｼﾞｭ｢まさか子犬だったなんて……ふふ、可愛いわね。しかも貴方、あの時麦わら達と一緒にいた子犬じゃない?サンジ、いつのまに拾ってきたの?｣
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Sol(プロフ) - もしよければ2年前のお話も見てみたいです！！更新頑張ってください、応援しています‼️‼️ (2022年4月2日 19時) (
レス) id: 9ee9e1aa1d (このIDを非表示/違反報告)
赤 - ｽｩｩ、私の好みにドストライク⭐︎面白いですね･･･好きです。更新応援してるっスね (2022年3月28日 19時) (レス) @page30 id: e67f77a01d (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新しないですか？楽しみです！(>_<) (2022年2月19日 21時) (レス) id: 60efdb9fc8 (このIDを非表示/違反報告)
尹氏(プロフ) - 更新凄く嬉しいです！！更新頑張ってください！ (2022年2月9日 23時) (レス) id: 1d36a4b651 (このIDを非表示/違反報告)
ほっとミルク(プロフ) - プ◯キュア！メタモルフォーゼ！！…失礼しました。体調を崩さない程度に頑張ってください (2022年1月3日 20時) (レス) @page6 id: 14c8524d94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2022年1月1日 12時
