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だけど、それじゃダメなんだ。
ここで手を離して送り出すことが、サボや革命軍の人達を信じてるっていう何よりの証拠になる。
革命軍のことはサボやロビンの話しか聞いたことがないけど、あの時のサボを助けてくれて、何より革命軍のことを話すサボは楽しそうで、瞳は輝いていた。……それだけで、信頼するには十分だ。
そう理解した時に、手の震えは徐々に治まった。名残惜しいが、そっと手を離す。
｢……我儘言ってごめん。寂しいけど、サボのことを待ってる人達がいるんだから、ちゃんと送り出さなきゃね。｣
ｻﾎﾞ｢我儘なもんか。お前はもっと自分の願いを言った方がいい。欲が無さすぎるってダダン達がよく言ってたろ。｣
｢あはは、割と言ってた気がするんだけどなぁ……それに随分サボを引き留めちゃったから、仲間達や彼女さんが心配してるでしょ?｣
ｻﾎﾞ｢…………………………彼女?｣
何故かピタリとサボの動きが止まる。
そして、ロビンは瞬時に口元に手をあて、フルフルと何かを堪えている。
顔色が悪くなったサボは私の両肩をガシリと結構強い力で掴み、震えた声を出す。
ｻﾎﾞ｢…………い、今、何て言った?か、彼女って言ったのは……俺の聞き間違いか?｣
｢？いや、言ったけど……あ!もしかして、秘密だったとか!?｣
ｻﾎﾞ｢…………｣
ﾛﾋﾞﾝ｢ふっ……くく……!!｣
ﾌﾗﾝｷｰ｢……いつもながら、この光景は胸が痛むぜ……｣
ﾛﾋﾞﾝ｢んんﾞっ……ふぅ……A、彼女って一体誰のことをそう思ったの?｣
何故か肩を落とし項垂れているサボの代わりに、ロビンは咳払いをして、興味津々といった様子で聞いてくる。
｢えっと、コアラさんって人が彼女さんだと……革命軍の仲間の話を聞いてる時に、1番名前が出てきたし、凄く楽しそうに話をするからもしかしたらそうなのかなって……｣
ｻﾎﾞ｢よりにもよってコアラか!?!?｣
ﾛﾋﾞﾝ｢そういうこと……確かに私から見ても仲が良いと思うわ。｣
｢じゃあやっぱり……!!｣
ｻﾎﾞ｢ちょ、おい、ロビン!!!面白がって誤解を招くようなこと言うな!!いいか、A!!よーーく聞けよ!!｣
｢え、は、はい!!｣
気迫がみなぎるサボの様子に思わず釣られて返事をしてしまった。
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かかか - 一気見してしまった…さいっっっこうでした。ワンピースの世界観がすごく上手に表現されてて…すごい、こんなに好みなの初めて読んだ…好きです、面白かったです！更新頑張ってください応援してます以上、語彙力を感動と尊さで失った者からぼ感想と応援でした！！！ (2021年8月12日 16時) (
レス) id: fdccfef2b5 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 面白かったです！更新するのを待ってます！(*´ω｀*) (2021年7月10日 17時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナマヨ。(プロフ) - 応援してます(*´▽｀*) (2021年6月27日 9時) (レス) id: 1fc8a1ec14 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しいです！もしできれば、オチはルフィでほしです！ (2021年6月27日 0時) (レス) id: 60efdb9fc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2021年6月12日 16時
