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あれは……まだルフトゥについて何も分からないのに、力は断片的に発現して寝込むことが徐々に増えてきて、それだけでも不安があったのに、体の傷の治りも明らかに早いこともあって、1人悩む日々を送っていた私にゾロが言った言葉だった。
フランキーもロビンも何も言わないが、言いたいことはゾロと同じだと分かる。
仲間の真剣な思いに応える為にも、正直に話そうと、私も視線を逸らさずに口を開ける。
｢……レイリーさんから、ただの人間が扱える力じゃないとは聞いてた。だけど、詳しいことは父親に聞きなさいって言われてたの。
今思えば、代償のことも知っていたんだろうけど、あえて言わなかったんだと思う。
私も……頂上決戦で力が暴走した後のことをあんまり覚えてないとはいえ、レイリーさんでも慎重にならざるを得ない力だってことは、なんとなく分かってた。
だけど、あの時は理屈なんてどうでもよかった。
とにかく、力が欲しかった。
私がどんなに無力で、役立たずでも、絶対見捨てなかった皆を失わないために、大切な人達を守れる力が欲しかった。
レイリーさんはそんな私の願いを聞いて、2年間鍛えてくれたの。
……だから、継承とか代償の話は今初めて知ったよ。危険な力だっては何となく気付いてたけど、明確な理由は知らなくて話せなかった。
秘密にするつもりは無かったけど、結果的に同じことだよね……ごめん。｣
少しの沈黙の後、ゾロの瞳から緊迫感がフッと抜けた。
ｿﾞﾛ｢別に、全部包み隠さず話せって言ってるわけじゃねェ。お前にも考えがあって黙ってたんだろうし、分かり次第俺達に言うつもりだったんだろ。……まさか、“やっぱり言わない方が…”とか迷ってねェだろうな……｣
｢も、勿論!!絶対!!ナミ達と合流したら改めて伝えさせて頂くつもりでした!!｣
一瞬、ゴゴゴ……と威圧するような(してた)雰囲気を出したゾロにブルリときたが、断固否定して自分の意見を言い切る。
ｿﾞﾛ｢なら良い。俺からは他に言うことは無い。｣
｢……うん。心配かけてごめん。ありがとう、ゾロ。｣
ｿﾞﾛ｢…………｣
ﾌﾗﾝｷｰ｢流石だぜA……あのゾロをド直球で照r、ぐほっ!!!!｣
｢フランキー!?!?｣
お礼を言うと、ゾロは眉をピクリと動かし、硬い表情をしたまま黙っていたが、フランキーが何か言おうとした直前にゾロが容赦ない肘鉄を脇腹に入れた。
ｻﾎﾞ｢……仲が良さそうで何よりだ。｣
ﾛﾋﾞﾝ｢えぇ。とっても。｣
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かかか - 一気見してしまった…さいっっっこうでした。ワンピースの世界観がすごく上手に表現されてて…すごい、こんなに好みなの初めて読んだ…好きです、面白かったです！更新頑張ってください応援してます以上、語彙力を感動と尊さで失った者からぼ感想と応援でした！！！ (2021年8月12日 16時) (
レス) id: fdccfef2b5 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 面白かったです！更新するのを待ってます！(*´ω｀*) (2021年7月10日 17時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナマヨ。(プロフ) - 応援してます(*´▽｀*) (2021年6月27日 9時) (レス) id: 1fc8a1ec14 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しいです！もしできれば、オチはルフィでほしです！ (2021年6月27日 0時) (レス) id: 60efdb9fc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2021年6月12日 16時
