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鍵のためと実行するのは可能だ。可能だが……本人の許可もなしにポケットに手を突っ込んで探る勇気が私にはない。そもそもポケットに入ってなかったら、冗談抜きでセクハラになる。
うん、やめよう。
となると、私の部屋に連れていくことになるのだが、それもそれで問題な気がする。
常識的に、特別な仲でもない異性を真夜中に部屋に連れ込むのはあまり宜しくないことだと私でも分かる。
万が一誰かに見られた場合、あらぬ憶測を産んでしまう可能性が高い。それに、どうやっても朝は同じ部屋から出ていくのだ。
もちろん、私とローさんに限ってありえない話なのだが、この船にいる大半がバルトロメオさんの船員達だ。私達の仲を知らずに誤解してしまうかもしれない。
というか、もしそんなことになったらローさんに申し訳なさ過ぎて、顔向けできない。
この場合、土下座で済む気がしない。最悪、マストに括られることも覚悟しとかなければ……
……うん、なんか怖くなってきたからこれもやめよう。
(皆が寝てる中、ローさんをおぶって船内の医務室を探し回るのも得策とはいえないか……それに航海士もいないんだし、正直満足な設備があるのかも怪しいしな……)
｢……あ、そうだ!｣
いろいろ考え抜いた結果、私はあることを思いつき、一旦ローさんを座らせて背中を壁に預ける形で寝かせ、皆を起こさないように静かにかつ少し急ぎ足で自分の部屋に移動し、毛布をある分だけ抱えてまたローさんの所に戻った。
変わらず寝ているローさんに毛布をかけ、風邪をひかないように何枚かの毛布で体を包むように重ねた。
｢……ふぁ〜ぁ……私も……寝よう……｣
やっと一息つける状態になったことで、私にも眠気がやってきた。
間隔をあけてローさんの隣に座り、余った毛布にくるまる。
頬を撫でる風は少し寒いし、ベッドより明らかに硬いけど、廊下やどちらかの部屋で寝るよりはまだ誤解を招かない気がして、寒さだけは凌ごうと自分の部屋にある毛布をできるだけ多く持ってきたのだ。
ローさんがこうなってるのは私のせいだから、私だけぬくぬくと部屋で寝るなんて薄情なことはできない。それに何となく……今のローさんを1人にしておけないと思った。
(バルトロメオさんが、やたら多く部屋の物を用意してくれてたのが役立ったなぁ……)
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かかか - 一気見してしまった…さいっっっこうでした。ワンピースの世界観がすごく上手に表現されてて…すごい、こんなに好みなの初めて読んだ…好きです、面白かったです！更新頑張ってください応援してます以上、語彙力を感動と尊さで失った者からぼ感想と応援でした！！！ (2021年8月12日 16時) (
レス) id: fdccfef2b5 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 面白かったです！更新するのを待ってます！(*´ω｀*) (2021年7月10日 17時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナマヨ。(プロフ) - 応援してます(*´▽｀*) (2021年6月27日 9時) (レス) id: 1fc8a1ec14 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しいです！もしできれば、オチはルフィでほしです！ (2021年6月27日 0時) (レス) id: 60efdb9fc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2021年6月12日 16時
