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キッパリと断言され、最後のトドメをさすように大きな矢印でグサリと体を貫かれた気分だ。
そうか……魚人島で薄々感じてたけど、やっぱり私ルフィに感化されてるんだ……
反論しようにも、今回の行動を考えるとローさんが間違ったことを言ってるとも思えず、ルルルと心の中で涙を流す。
ﾛｰ｢……そんな性格だから、俺を庇って無駄な怪我をしたり、自分の命ともいえる宝石まで壊されたんだ。あれ程ドフラミンゴは危険だと言っただろ｣
｢す、すみません……仰る通りです……｣
ﾛｰ｢……だが、あの時、一瞬お前にコラさんの面影が重なった。コラさんも、自分の方が危険な状態だってのに……お前と同じで笑っていた｣
またもやド正論を言われたが、ローさんは私の監視者である為、無責任だった行動についてのお説教があるのかもしれない……と、大人しく受け入れる覚悟をしたが、
それ以上のド正論の言葉はなく、代わりに“コラさん”という知らない人の名前が出てきた。
｢コラさん?｣
ﾛｰ｢……俺の恩人だ。海賊団にいる時のコードネームはコラソンだったが、本名はドンキホーテ･ロシナンテ。本当は海軍の中佐だったが、スパイとしてドンキホーテ海賊団に潜入していた｣
｢海軍の……中佐!?……もしかして、ドレスローザでセンゴクさんと話していたのも……｣
私の問いに、ローさんはコクリと頷く。
なるほど、そういうことだったのか……!
2人に何の接点があるのか疑問だったけど……まさかドフラミンゴの弟さんが海軍だったなんて……。
予想もしなかった事実に驚いていたが、ローさんは私に向き直り、もっと驚く提案をしてきた。
ﾛｰ｢お前に頼みたいことがある。……俺の記憶を見てくれないか｣
｢記憶を……ですか?｣
ﾛｰ｢あぁ｣
｢……確かに、可能ですけど……理由を聞いても良いですか?｣
私の問いかけに、ポツリポツリとローさんは言葉を綴り始める。
ﾛｰ｢最近、同じ夢を見る。暗闇の中を当てもなく歩き続けていると……妹と両親が現れて、俺の手を引いて道を示してくれる。道の先には扉があって、一目見て出口だと分かる。そして、妹と両親は立ち止まり、俺に何かを話すが……何も聞こえない。聞き返す俺を見て、家族は少し悲しそうな顔で笑って消えて……いつもそこで目が覚める｣
ローさんは私を見て話しているけど、私を映していないと思えるほど、彼の瞳は水底のように仄暗く、光がなかった。
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かかか - 一気見してしまった…さいっっっこうでした。ワンピースの世界観がすごく上手に表現されてて…すごい、こんなに好みなの初めて読んだ…好きです、面白かったです！更新頑張ってください応援してます以上、語彙力を感動と尊さで失った者からぼ感想と応援でした！！！ (2021年8月12日 16時) (
レス) id: fdccfef2b5 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 面白かったです！更新するのを待ってます！(*´ω｀*) (2021年7月10日 17時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナマヨ。(プロフ) - 応援してます(*´▽｀*) (2021年6月27日 9時) (レス) id: 1fc8a1ec14 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しいです！もしできれば、オチはルフィでほしです！ (2021年6月27日 0時) (レス) id: 60efdb9fc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2021年6月12日 16時
