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しかも、偶然にもこのカメラは私が以前店で見つけて凄く惹かれたものだった。でも、お値段が結構高くて渋々断念したのだ。
もう見ることは無いと思っていたカメラが自分の手にあることに浮かれ、私は上機嫌でカメラのファインダーを覗いてルンルン気分で辺りを見回してた。
すると、ファインダーの先の風景が船や海ではなく、真っ黒に染まった。下にズラしてみても、今度は白地に黒い点々模様が見える。
なんか見た事ある柄だな……と不思議に思いつつ、そのままカメラごと視線を上にあげると、ある人物が写った。
｢……ッロ、ロロ、ローさん!?｣
ﾛｰ｢……随分と上機嫌だな｣
誰もいないと思っていた私はまさかの人物に驚き、素っ頓狂な声をあげてしまう。
｢ど、どうしてここに!?｣
ﾛｰ｢……少し夜風に当たろうと思って出てきただけだ｣
｢あ……そ、そうでしたか……ちなみに、どこから見てました?｣
ﾛｰ｢お前がそれを持って回ってたところは見た｣
｢……ゴホン、見て下さいローさん。これは、父から贈られたインスタントカメラです。撮影はもちろん、その場で印刷もできちゃう優れものです!｣
ﾛｰ(無理矢理仕切り直したな……)
ローさんの発言を受け、私は咳払いをして場をやり直す。うん、完璧。これでローさんの記憶から小躍りする私はいなくなった。……いや、小躍りはしてないはず。精々ニヤけてたぐらいだ、多分。
ﾛｰ｢俺や麦わら屋が寝ている間に革命軍参謀と話をしていたらしいな。その新しいペンダントも、父親からだろう｣
｢はい。同じ宝石同士を共鳴させて補修したので強度や力が上がったらしくて、実際に使えば違いが分かるって。……今回は皆に大分心配かけちゃったみたいで、ここの所毎日一人一人交代でしっかり体調確認されてるんです｣
ﾛｰ｢だろうな。……お前は、一見人の話を聞く常識人に見えるが、とんでもないお人好しな性格のせいで、仲間だけじゃなく見ず知らずの人間の為にも向こう見ずな行動をとる問題児だ。目を離したら何するか不安なんだろ｣
淡々と話すローさんの言葉にグサグサと刺されながらも、最後の言葉には異議ありと否定する。
｢そ、そんなルフィじゃあるまいし……｣
ﾛｰ｢いいや、今回のことで確信したがお前らは似たもの同士だ。特に、一度こうと決めたら周りが何を言っても絶対に曲げないところがな｣
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かかか - 一気見してしまった…さいっっっこうでした。ワンピースの世界観がすごく上手に表現されてて…すごい、こんなに好みなの初めて読んだ…好きです、面白かったです！更新頑張ってください応援してます以上、語彙力を感動と尊さで失った者からぼ感想と応援でした！！！ (2021年8月12日 16時) (
レス) id: fdccfef2b5 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 面白かったです！更新するのを待ってます！(*´ω｀*) (2021年7月10日 17時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ツナマヨ。(プロフ) - 応援してます(*´▽｀*) (2021年6月27日 9時) (レス) id: 1fc8a1ec14 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しいです！もしできれば、オチはルフィでほしです！ (2021年6月27日 0時) (レス) id: 60efdb9fc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2021年6月12日 16時
