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ｻﾎﾞ｢……ロ、ロビン達から今も歌と絵が好きだって聞いたよ!昔はAの歌を聞けるのは俺達の特権だって3人で話してたから、今も変わらず聞いてるルフィが羨ましいな〜なんて思ったり……｣
サボのその言葉の後、後ろから聞こえてきた足音がしなくなり、Aの足が止まったことを意味していた。
サボは後ろを振り返り、何が気に障ったの慌てて考えるが、動揺しすぎて上手く言葉に出来ていなかった。
ｻﾎﾞ｢ど、どうした!?俺変なこと言っちゃったか!?……羨ましいなってとこか!?いやあれは違……わなくないけど、お前の歌と絵はガキの頃から好きだったからっていうか…………ごめん、何か言ってることが支離滅裂だな……｣
やっぱりロビンやコアラとかに何かアドバイスでも聞いとけば良かった……俺カッコ悪……と肩を落として落ち込むサボに、それまで相槌しか返していなかったAが口を開いた。
｢………どうして、すぐに帰ろうとしたの?｣
ｻﾎﾞ｢……え?｣
｢私とは、会いたくなかった?｣
ｻﾎﾞ｢ッ!? 違う!!!A、どうしてそんな……もしかして、ロビンとの会話が聞こえてたのか?誤解だ!あれはそういう意味じゃなくて、｣
｢私に忘れられてるかもって、サボは言ってたね。
……私が、本当に、サボのことを忘れるような薄情な奴だって思ってた?｣
ｻﾎﾞ｢A───｣
｢私は!!……私はっ……!!サボが居なくなったあの日から……死んだって聞かされたあの日から……1度たりともサボを忘れたことなんてなかった!!!｣
花畑に、悲痛な叫び声が響く。
Aは肩を震わせ、彼女らしくない大声を上げてバッと正面を向き、何かをこらえるように拳を握りしめていた。
サボはAの深く傷付いたような表情を見て、心臓を鷲掴みにされた感覚に陥った。
｢初めてエースとサボと会った日のこと。
最初は歓迎されなかったけど、私とルフィを仲間に入れてくれた日のこと。
私の絵を上手だって褒めてくれたこと。
大人達の目を盗んで真夜中に4人で星空を見たこと。
……兄弟の盃を私抜きでやった事に凄いショックを受けて怒ったら、3人が仲直りの為にお揃いのブレスレットを作ってくれて……お前も兄妹だ、家族だって言ってくれて、凄い嬉しかった日のこと。
そして、サボが旅立つ日の前に……海賊になっても絶対会いに帰ってくるって……約束してくれたことも、全部、全部覚えてる!｣
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はち.(プロフ) - コメント失礼します。とても面白かったです！いつも更新していただく度に読ませていただいております。またお時間がある時、更新していただけたら嬉しいです！応援しています！ (2021年2月27日 21時) (
レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
菜の花からし和え - 一気にみました！更新頑張ってください！ (2020年12月16日 20時) (レス) id: 1828f2aa7c (このIDを非表示/違反報告)
みいら(プロフ) - とっっても面白いです！更新頑張って下さい！！ (2020年10月19日 13時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2020年10月7日 23時
