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そんなに響くことを言ったつもりはないが、モチャを運ぶ海軍さん数名から感激したような声が聞こえるのは気のせいだろうか。
君達ゴロツキにしか見えなかったけど、もしや根は真面目タイプか。ていうか絆されやすいタイプだなこれは…人のこと言えないけど。
チョッパー「うん、そうだよな…おれ達モチャと約束したんだ。ごめん、A。努力してくれたのに否定するようなこと言っちゃって…」
「ううん、チョッパーが心配して言ってくれたのはちゃんと分かってるよ。……でも、そうだなぁ。少し疲れたのは本当だから、船に帰ったらチョッパーと一緒に温かいココアでも飲んで寛ぎたいってお願い、聞いてくれる?」
どうかな?と提案すると、項垂れていたチョッパーは顔を上げて、うん!と頷いてくれた。
チョッパーの暗く沈んでいた表情が少し明るさを取り戻したのを見て、ホッと胸を撫で下ろした。
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B棟ーR棟間通路────
ウソップ「急げチョッパー、ブルック、A!!あと50m!!ガスを振り切れェ!!!」
チョッパー「わかったウソップー!!!」
海軍「走ってんのおれらですけど!!?」
ブルック「あああああああ〜〜〜!!!ゼェ…ゼェ…!!」
「もう死ぬ勢いで走って走って走りまくって!!!たとえ足関節が外れようとも、骨折しようとも!!!」
海軍「いや怖っ!!!急にエグいこと言わないでくれー!!!」
ブルック「私骨折したらもう走れないんですけど!!!」
「……ブルック、そのギャグいいね面白いよ!75点!!」
チョッパー「A、多分それギャグじゃないぞ!?窮地になったからかテンションがおかしくなってる……」
ブルック「しかも75点ですか……」
B棟を移動していた時、モモの助君を助けにガスに突っ込んで固まってしまった錦えもんさんを抱えたブルックと合流し、スピーカーを通してウソップが道案内をしてくれたおかげで私達は迷わずにR棟に向かえたのだが、
急に真後ろから各部屋から流れ込んだガスが迫ってきて、立ち止まれば死あるのみという状況に悲鳴をあげながらギリギリの追いかけっこを続け(海軍とブルックが)、やっとR棟の扉の前まで来た。
しかし、その扉はもはや閉まる寸前で、前も後ろもタイムリミットが近付いていた。
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ツナ缶。(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます!更新がほんと遅いのでまちまちになってしまいますが、楽しんで頂ければ幸いです(*¨*)応援ありがとうございます! (2020年5月23日 12時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 主人公が周りから好かれている感じがとてもいいです!逆ハー要素の程度もとても好きです!更新が止まっているようですが、続きが見れることを楽しみにしています!頑張ってください! (2020年4月17日 2時) (レス) id: 6bfb94eb02 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - ミリアさん» 承諾して下さりありがとうございます。応援もありがとうございます! (2019年11月4日 23時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - こちらこそすみませんでした。更新頑張って下さいね! (2019年11月4日 22時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。すみません、申し出はありがたいのですが、合作は出来ません。ワンピース以外の小説も書いておりまして、更新もかなり不定期なので自分の作品で私には手一杯なので、申し訳ありませんがお受けできません。ご了承下さい。 (2019年11月4日 22時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナ缶。 | 作成日時:2019年11月3日 23時