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｢あ、あの!!お2人にスープ持ってきたんです!!まだ飲んでいない様子だったので…寒いですし、体を温めておいた方が良いかと思いまして!さ、どうぞ!｣
自分のせいとはいえ、何とも言えない空気に耐えきれず、トレーに乗せてあるスープが入った器を2人の前に差し出した。
押し切るように渡したから何か言われるか?と心配していたが、2人はスープを受け取り、ズズッと一飲みした。
｢どうですか?サンジはうちの自慢のコックなんです。サンジが作る料理は何でも美味しいんですよ!｣
美味しかろう美味しかろう!!と私が作った訳でもないのに、胸を張ってつい得意げになってしまう。
さっきまでビビっていたのだが、この2人から料理の感想…いや、そこまでは期待してないが“おいしい”と聞けることは貴重なんじゃないか、と私のーーかなり無駄なーー好奇心が顔を出してしまった。
それに純粋にサンジの料理の腕褒められたらやっぱり嬉しいしね!!こんな美味しいものを毎日食べれるんですよ、羨ましいだろう!!えっへん!!的な。
…どう間違ってもこの2人にそんな態度取れないけど。
どうですかどうですかと余程期待を込めた目で見てしまったのだろうか。2人は私を見て、気まずそうに目線を逸らした。…なんかさっきの私みたいだ。
ｽﾓｰｶｰ｢………腕は、確かなようだな。｣
スモーカーさんの言葉にトラファルガーさんも同意を示すようにコクンと頷いた。
くっ…流石に美味しいとは言わないか。海賊の料理だから当たり前っちゃ当たり前だけど少し悔しい気もする。
でも美味しいって遠回しに言ったようなものだからいっか!と、単純ポジティブ思考になった私は1人謎の達成感を感じた。
ふと、笑い声が響く集団を見て、そういえばスープ以外の目的があったと思い出し、トラファルガーさんに向き直る。
｢トラファルガーさん、その……私の勝手な予想なんですけど、ルフィはトラファルガーさんの制止を振り切って、宴を始めたんじゃないかと…｣
ﾛｰ｢………そうだな。｣
やっぱりかー!!
わずかな沈黙の後の答えに、頭を抱えたくなる思いを堪え、すみません。と口にする。
｢トラファルガーさんとルフィのペースは大分違うと思うので、色々と驚かせてしまう事があるだろうなとは思っていたんですが…わ、悪気がないと分かって頂きたく…｣
あぁ……言葉が尻すぼみになる……
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ツナ缶。(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます!更新がほんと遅いのでまちまちになってしまいますが、楽しんで頂ければ幸いです(*¨*)応援ありがとうございます！ (2020年5月23日 12時) (
レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 主人公が周りから好かれている感じがとてもいいです！逆ハー要素の程度もとても好きです！更新が止まっているようですが、続きが見れることを楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年4月17日 2時) (レス) id: 6bfb94eb02 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - ミリアさん» 承諾して下さりありがとうございます。応援もありがとうございます! (2019年11月4日 23時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - こちらこそすみませんでした。更新頑張って下さいね！ (2019年11月4日 22時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。すみません、申し出はありがたいのですが、合作は出来ません。ワンピース以外の小説も書いておりまして、更新もかなり不定期なので自分の作品で私には手一杯なので、申し訳ありませんがお受けできません。ご了承下さい。 (2019年11月4日 22時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2019年11月3日 23時
