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モネ「…困るわ…子供達は“M”の大切な実験体…。私の任務は…『シーザーとその実験を守る事』そして『オルティース・R・Aを捕らえる事』。モチャに反逆の意志を植えつけたのは誰?」
チョッパー「何だと!?子供達はすでに自分の意志で“助けて”と…」
ナミ(Aを捕らえる…?今そう言ったわよねこの雪女…)
ゾロ「そこどけお前らァーー!!!」
ゾロは出口の雪垣まで走ると、ズバン!!と雪垣を攻撃し、その衝撃で塞がれていた出口は再び通れるようになった。
子供達の声がすぐ近くで聞こえるから、まだ追いつける距離だろう。
ゾロ「さァ 追え!!!」
ロビン「急ぎましょう!!」
ナミ「ええ!!」
チョッパー「モチャ!!!持ち堪えてくれ〜〜!!!」
出口を抜けて廊下へと走り出すロビン達に続き、部屋を出ようとすると、モネは私を挑発するような言葉を投げかける。
モネ「貴方、見かけによらず薄情なのね。仲間を危険に晒した上に、仲間1人を残してここを出るなんて…私は貴方さえ捕まってくれれば、」
ゾロ「A、グズグズすんな!!!早く行け!!!」
チョッパー「A!!」
「……!!」
モネの言葉を遮って叫ぶゾロの声にハッとし、私の名を呼ぶ心配そうな顔のチョッパーを見る。
振り返らず、背中を向けるゾロにコクンと一人頷き、止まっていた足を動かして、私はその場を離れた。
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B棟3階奥通路────
ナミ「“ミルキーボール”!!! モチャ、先へ!!Aこの子達お願い!!」
「モチャ、すぐ追いつくから気を付けて!!」
モチャ「ハァ、ハァ…うん、ナミお姉ちゃん!!Aお姉ちゃん!!」
子供達の元へ追いついた私たちは、モチャを逃がしつつ、錯乱状態を落ち着かせることを優先した。
ロビンとナミが子供達を足止めしている間に、チョッパーと私が鎮静剤を打つ。
2年前から、チョッパーに医学を教えて貰ってたから注射はできるけど、こんな地道な作業じゃ一人に時間がかかって埒が明かない。
一人、また一人と必死の思いで鎮静剤を打っていると、階段下に降りたモチャの悲鳴が響いた。
ナミ「しまった!!モチャ!!!回り込んでる子達がいた!!!」
チョッパー「まずい!!キャンディを奪われたら……!!!また振り出しだ!!!」
私達が相手をしている子供達が全部だと思いきや、下にも回り込んでいたらしく、モチャが胸に抱えているキャンディを無理やり奪おうと引っ張り合いをしていた。
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ツナ缶。(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます!更新がほんと遅いのでまちまちになってしまいますが、楽しんで頂ければ幸いです(*¨*)応援ありがとうございます! (2020年5月23日 12時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 主人公が周りから好かれている感じがとてもいいです!逆ハー要素の程度もとても好きです!更新が止まっているようですが、続きが見れることを楽しみにしています!頑張ってください! (2020年4月17日 2時) (レス) id: 6bfb94eb02 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - ミリアさん» 承諾して下さりありがとうございます。応援もありがとうございます! (2019年11月4日 23時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - こちらこそすみませんでした。更新頑張って下さいね! (2019年11月4日 22時) (レス) id: 529b85d986 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。すみません、申し出はありがたいのですが、合作は出来ません。ワンピース以外の小説も書いておりまして、更新もかなり不定期なので自分の作品で私には手一杯なので、申し訳ありませんがお受けできません。ご了承下さい。 (2019年11月4日 22時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナ缶。 | 作成日時:2019年11月3日 23時