将来の夢は幼稚園の先生でした 3【ONE PIECE】

116. ページ20

ロビン。

そう言えば良かったのに、口をパクパクと動かすことしか出来ない。

それを見た仲間達は、皆目を丸くして唖然という、不謹慎だけどちょっと面白いことになっていた。




ｿﾞﾛ｢……声が出なくなったのか。｣


ﾌﾗﾝｷｰ｢う……嘘ー!!!やっぱりさっきのが関係してるんじゃないの!?｣


ﾅﾐ｢あのネックレスか………｣



その言葉に私は急いで自分の胸元を確認すると、なんとネックレスが消えていたのだ。




でも、おかしい。
ここにないはずなのに、まるで失ったという感覚がない。

むしろ……自分が一番近い所にいるような……


顎に手を当て物思いに耽ける私に、ナミみたいなフランキーが｢一から説明するわね。｣と言い、私が目覚めるまで何が起こったかを教えてくれた。




〜回想〜



ナミ達は囚われていた場所から逃げてる途中、海軍や七武海と出会いつつもなんとか逃げ延び、ルフィ達もまた同じ相手から逃げていた時、偶然にも再会を果たした。


施設に閉じ込められていたらしい子供達に懇願されナミ達は逃げてきたらしく、驚くべきことにナミ達が持っていた侍の頭とルフィが背中にくっつけていた下半身は同じ人間のものだったのだ。


吹雪をしのぐため、廃墟に隠れたルフィ達はお互いに何があったのか近況報告することになった。



ﾌﾗﾝｷｰ｢とにかく冷静になって話しましょう みんな…｣


ﾁｮｯﾊﾟｰ｢まずは俺がフランキー ケガしてもおれには頼るな!!｣


ｻﾝｼﾞ｢おれがチョッパーだぞ!!ケガはおれが治してやるぞ!!｣


ﾌﾗﾝｷｰ｢私がナミ ビームなんか死んでも出さない。｣


ﾅﾐ｢そして我らが んナミさ〜〜ん♡♡だ!!｣



…というように、何故かパンクハザードにいた七武海“トラファルガー・ロー”によって4人の中身がシャッフルされていた。



そして、次の話題は『侍』についてだ。



ｳｿｯﾌﾟ｢コイツが例の“ワノ国の侍”なんだ。おれ達が拾った救難信号は“ボス”と呼ばれるあのワニタウロスへ 部下から送られた信号だった。この侍がケンタウロス達を斬りまくった事が全ての元凶だったんだ。｣


侍｢しかし拙者は行方知れずの息子 モモの助を救うべく邪魔する者を斬ったまで!!現に…見ろ これだけの子供らがあの施設に閉じ込められていた!!きっとモモの助もまだ中に!!｣


子供｢うん。ここにいるのは全員じゃないよ。新しい子達はまだ名前も覚えてないし…｣


ｿﾞﾛ｢だが問題は信号の後だ。何が起きた。｣

117.→←115.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す