72. ページ26
ﾛﾋﾞﾝ｢………あら、ゾロったら動かなくなっちゃったわ。｣
ｻﾝｼﾞ｢こっの野郎……羨ましすぎる……!!!｣
ﾅﾐ｢魔性度がより上がってしまったわね…｣
ｳｿｯﾌﾟ｢ま、まぁ、なんだ!!姿は変わっちまったが、いつも通りのAにーー｣
戻ったんじゃないか。
そう言おうとしたウソップは、次に見る光景に唖然とし言葉が続かなかった。
ﾎｰﾃﾞｨ｢ぐ……くそ、がぁ……!!!｣
元海賊｢は、はやく、あの女と、しらほし姫を…!!!｣
ニコニコと楽しそうに笑っていたAは、根性で這い上がろうと身を起こし始めた敵を見て、一瞬で表情が無になる。
｢伏せ、終わった?なら、次は……《おまわり》、できる？｣
元海賊｢うぎゃァァァァァァ!!!｣
元海賊｢目が回るぅぅぅぅぅ!!!!｣
ほんとに犬猫とでも思っているのだろう。
海賊達は立ち上がれたかと思いきや、グルグルと竜巻のように強制的に回らされる。
自分で命じたものの、特に面白くもなさそうに眺めるAに、呆気にとられていたしらほし姫が戸惑いつつも手を伸ばし声をかける。
それに続きジンベエもAの肩を掴む。
ｼﾗﾎｼ｢あの…A様!だ、大丈夫ですか!?｣
ｼﾞﾝﾍﾞｴ｢A君!!しっかりせい!!｣
ジンベエに肩を揺すられ、しらほし姫の心配そうな表情を虚ろな目で見つめるAの瞳には、徐々に光が戻ってきた。
｢………はっ!!わ、私、今何を……!｣
ｼﾗﾎｼ｢よ、良かったですA様!!何だかぼうっとしていたので具合でも悪いのかと……｣
ｼﾞﾝﾍﾞｴ｢やっと戻ったか!!｣
｢私、ちゃんと姿が変わってる………っていうことは………｣
Aが正気に戻ったことで、敵と認識していたもの達への強制力は消え、疲れ果てた元海賊達がゼェゼェと荒い息を吐きながら怯えと怒りが満ちた目で自分を見つめていた。
そして、ポカンとしている仲間達。(ルフィだけは大爆笑。)
｢うあぁぁぁぁ!またやっちゃったーーー!!!!｣
大きな翼はAの動揺を表すようにフワフワと揺れ、当人は頭を抱えていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 506人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きみこ(プロフ) - ツナ缶。さん» はい！いつでも待っていますね！ (2019年4月19日 22時) (
レス) id: 0aa54d5913 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - きみこさん» コメントありがとうございます!!更新が本当に不定期で待たせてしまい申し訳ありません!大好きと言ってもらえて、凄く嬉しいです…!!またちまちまと出来る限り更新し続けたいと思ってますので、よろしくお願いします！ (2019年4月19日 22時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - 星咲夜空さん» コメントありがとうございます!!返信が遅くなってしまい申し訳ありません。一気見して頂けてとても嬉しいです!!更新が不定期になる時が多々ありますが、読んでいて楽しいと思って貰えるよう書こうと思います！ (2019年4月19日 22時) (レス) id: c5376ee3fb (このIDを非表示/違反報告)
きみこ(プロフ) - ツナ缶さん初めまして、私この小説大好きでずっと待ってました！！更新していただいてありがとうございます！ 無理せず更新頑張ってくださいね！ (2019年4月19日 22時) (レス) id: 0aa54d5913 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 一気見させて頂きました、この小説好きです！更新頑張って下さいね！ (2018年9月4日 17時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2018年6月8日 20時
