manager*36 ページ37
｢確か先輩の部屋ってここだったよね…｣
私はコンコンとドアをノックした。
木兎｢入っていいぞ〜！｣
｢失礼しまーす…｣
ドアを開けると、頭を抱える木兎先輩とお茶を沸かしている赤葦さんがいた。
赤葦｢こんばんは、桜庭さん。｣
｢あ、赤葦さんがどうしてここに…｣
赤葦｢毎日忙しいのに勉強のお手伝いまで手伝わせるなんて申し訳なくて…俺も何か手伝えたらやりますよ。｣
｢あ、赤葦さぁん…！！｣
赤葦｢と言っても、俺が教えてもあの通りなんですけどね。｣
木兎｢ぬううううう……わかんねー！！！｣
｢………。｣
赤葦さんは、どうぞ座って下さい。と私に促した。
賢そうな赤葦さんが教えても分かんないなんて私じゃ尚更な気が…。
｢木兎先輩、日本史の何が分かりませんか？｣
木兎｢鎌倉時代の流れや文化とかがさっぱりだ！！｣
｢あ、そこ私も今授業でやってるんですよ。まず、鎌倉幕府成立についてですが………｣
そこから私は自身のノートと授業内容を思い出し、できるだけ分かりやすく説明した。
赤葦先輩も興味深そうに私の話を聞いて、木兎先輩はノートにメモをとっていた。
｢………みたいな感じですけど、分かりましたか？｣
えへへ、と苦笑しながら言うと、木兎先輩は私の両手を自身の両手で覆うように握りしめた。
そしてキラキラとした目で、
木兎｢すっっっっげぇ分かりやすかった！！今まで聞いた中で一番だ！！｣
赤葦｢俺もそう思います。説明上手なんですね。｣
｢い、いやいやいや………｣
木兎｢お前最高だよ桜庭！！｣
木兎先輩はさっきみたいに私を思いっきり抱き締めた。
｢せ、せせ……せっ(先輩)、なっ(何するんですか)……！！！｣
赤葦｢ちょっと木兎さん。桜庭さんテンパって喋れてないから放してあげて下さい。｣
木兎｢えー俺今こうしていたい気分ー。｣
ひいいいいいい！！イケメンに抱き締められるとか無理無理無理耐性ないですうううう！！
赤葦先輩もいるからか恥ずかしくなってどんどん顔が赤くなる。
木兎｢おおっ桜庭どんどんあったかくなってるぞ！人間カイロだな！｣
赤葦｢先輩それくらいにして下さい。マジで桜庭さん失神しますよ。｣
赤葦先輩が立ち上がって木兎先輩を引っぺがそうとした時、
ガチャッ
｢おーい木兎ー。お前日本史の教科書もって………｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき(プロフ) - そうなんですね！生意気言ってすいません！丁寧な返答ありがとうござい！これからも、頑張って下さい！早く、続きが読みたいです！ (2017年1月9日 17時) (
レス) id: 9769ee99b2 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます!!梟谷や他校にはちょっとオリジナル要素を入れてますので不審に思われますよね…(汗)すみません、事前に言っとけば良かったです。ご意見ありがとうございます。 (2017年1月9日 16時) (レス) id: 001dd8e5c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - すいません、梟谷のマネさんは木兎さんのことを木兎君とは原作やアニメとかでは呼んでないとおもうんですけど、それもわざとですか？すいません、生意気言って！これからも、応援してます (2017年1月9日 14時) (レス) id: 9769ee99b2 (このIDを非表示/違反報告)
ツナ缶。(プロフ) - マカロニ@嵐さん» コメントありがとうございます!そうなんです!夜久先輩は親的目線で主人公を見守ってます!それが読者様に伝わって嬉しいです!クロさんのツンデレは良いですよ…(笑) (2016年8月5日 6時) (レス) id: 001dd8e5c5 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニ@嵐(プロフ) - 夜久さんはハルちゃんを好きっていうよりも保護者目線で見てるんですね……！流石おかん(((クロがツンデレの極み過ぎて…… (2016年8月5日 2時) (レス) id: 2586c8d606 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2015年5月16日 13時
