【HQ】私はマネであって断じてお前らの召使いとかじゃない。

manager*30 ページ31

黒尾｢……お前ら、いつから気付いて………｣



夜久｢幼馴染みっていう特権があるからって油断するなよ、それは研磨だって同じだしな。｣



海｢ライバルは多いぞ。……で、どうするんだ？｣



黒尾｢……桜庭。俺も行く。｣



｢寝癖直しは自分で買って下さいよ〜。｣



黒尾｢誰が寝癖直し買うって言ったよ馬鹿野郎。おら、行くぞ!｣



｢せ、せんぱっ…首絞まってる…!!｣



黒尾先輩は私の首に腕を回して、私を引きずりながら部屋を出た。



研磨｢まったく…クロったら…｣



灰羽｢置いてかないで下さいよー!｣



続いて研磨、灰羽も部屋を出ていった。



夜久｢いつからって…割と最初から気付いてたけどな。お前らもそうだろ？｣



海｢分かりやすいからなアイツ。｣



芝山｢あはは…桜庭先輩優しいですからね。｣



福永｢…でも鈍感。｣



犬岡｢？何がだー？｣



山本｢俺も分からん。｣



夜久｢ここにも鈍いやつが……｣



〜



黒尾｢ったく…あいつら…｣



｢先輩何ブツブツ言ってんですか変態ですか。｣



黒尾｢………｣



｢な、何ですか人の顔マジマジと…｣



黒尾｢……いや、よく見れば見るほどブッサイクだなと思って。｣



｢エルボーッ!!!｣



黒尾｢ぐはっ!!｣



灰羽｢黒尾さんって勇気あるっス…｣



｢お前も人のこと言えないけどな。｣



研磨｢ハル。何を買えばいいの？｣



｢えーっとね…カレールーとジャガイモと人参…くらいかな。｣



研磨｢カレーライスか…｣



｢私頑張って研磨に愛のこもったカレーライス作るから楽しみにしててね♡｣



研磨｢うん。ハルだったら美味しいの作れるよ。｣



｢研磨〜!!…うぐっ!!｣



黒尾｢研磨に近づくなお前の菌が移るんだよ。｣



｢頭を抑えるな頭を!!｣



黒尾｢ハッハッハッ…お前の背じゃ一生俺の頭を抑えることなんてできねぇな？｣



｢先輩の背はトサカで結構誤魔化してますよね〜。｣



研磨｢はいはいそこまで。｣



灰羽｢そうっすよ。早くお菓子買いに行きましょう!!｣



｢アンタお菓子のことしか頭にないのね…｣

manager*31→←manager*29

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す