【HQ】私はマネであって断じてお前らの召使いとかじゃない。

manager*27 ページ28

私が食器を洗ってる中、黒尾先輩が食器を置きに来た。



黒尾｢桜庭ー俺明日は魚がいい。｣



｢？鮭の具ってことですか？｣



｢いやサンマの塩焼き。｣



｢今サンマの季節じゃないですけど。｣



｢じゃあ釣ってこい。｣



｢無茶いうなアンタ!!｣



芝山｢……黒尾先輩って素直じゃないんですね(苦笑)｣



夜久｢ほんとだよ……｣



〜

リーダー会中はほかの部員は休憩ということで、私は洗濯物を任された。



｢あの、音駒のマネージャの桜庭さん…ですか?｣



｢そうですけど…何か?…もしかしてうちの部員何かやらかしましたか!?｣



｢えっいやそうじゃないです!!｣



私が洗濯物を干し終わってベンチで休憩していたら、烏野のジャージを着た黒髪の子とオレンジの髪の子がオドオドしながら声をかけてきた。



「えっと…確か君達…」



｢俺は烏野の1年、影山飛雄だ…です。｣



｢敬語使えてないぞ影山…俺も烏野1年、日向翔陽と言います!!｣



｢そうそう!あの烏野の凄いトスとスパイクやる選手!君達コンビ凄いよね〜!!｣



日向｢あ、ありがとございます!!｣



｢いえいえ!…で、どうしたの?新しい洗濯物追加?｣



影山｢いや、俺達直接貴方に謝りたくて…｣



｢あ、謝る?｣



日向｢はい…。その、桜庭さんにボールぶつけた原因なの俺達なんです…。｣



影山｢2人でトスとかスパイクの話してたら実際にやった方が早いってなって、やってみたら失敗して変な方向に飛んでしまって…｣



｢で、私にぶつかったと…。｣



2人｢ほんとにすみませんでしたっ!!!｣



2人してガバッと頭を下げる。



｢もう…さっきも言ったけど私なら気にしてないから!ほら、頭上げて!｣



影山｢桜庭さん…｣



｢私知ってるよ。2人とも私のお見舞いってことでお菓子たくさん買ってくれたんでしょ?わざわざありがとう。｣



日向｢お礼言われることなんて何もしてないです!!…あの…俺達なにか役に立てることありますか?桜庭さんに迷惑かけた分力になりたいんです!!｣



ど、どうしよう……こんなに気にされると思ってなかったし、役に立てることって言われてもなぁ…洗濯物終わったし。



………あ、そうだ。



｢じゃあさ、おにぎりの握り方、教えてよ!｣



2人｢……え？｣


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