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ほいさほいさと小舟を漕いで、
やっとシャボンディ諸島についた。
顔がバレたら一大事だから、
今までにないくらい慎重に
道を歩いていたつもり。
…つもりだったよ私は。
なのに、何でこうなったんだろう。
｢……お前、ワザとぶつかったよなァ。
俺を誰かと知っての狼藉かってんだよ!!｣
いや、誰なんだよ。
ルフィがたまたま人にぶつかってしまい、
謝ったのに何故か絡まれるという非常に
面倒臭い事態が起こってしまった。
しかもハチャメチャにガラが悪い。
私はルフィを余計なことに
巻き込まないよう、気は進まなかったが
下手に出て被害を少なくするため謝った。
｢あ、あの!ぶつかってしまい
本当にすみません。
私達急いでいるので
これで失礼します。｣
あまりこういう類の人間に関わっても
ろくな事がないのは明らかなので
早く去ろうとしたが、
ガラの悪い男はリュックを掴み
ポイッと私ごと地面に放り投げた。
男｢おい嬢ちゃん……
そういうのはいいからよぉ、
今すぐに土下座しおれに命を乞え!!｣
「いたたた……あ、あのねぇ…!!」
男はドサッと尻餅をついた私に
そう叫んで、頭にガツンと
ピストルを押し付けた。
あまりの乱暴さに頭にきて
反論しようとすると、
ルフィは男と私の間に入り
私に「大丈夫か?」と手を貸し
立たせてくれて、まるで男を
無視するかのように歩き出した。
ﾙﾌｨ｢ホントごめんな。
おれ達急いでるから…。｣
周りの人々がこれから
起こるであろう惨劇を
予想し声にならない悲鳴を出す。
私にピストルを向けた男も、
さして気にならないような
態度を取られプルプルと
巨体を震わせ怒りを露わに
している。
｢OK!!よぉくわかった!!｣
ジャキンとピストルの音を
鳴らし、男は銃口をルフィに
向け引き金をひいた。
ドォン！！
誰もが撃たれると思い、
目や耳を塞ぐ中、ルフィは
常人には分からない速度で
スッと弾を避け、
男に向かって覇気を使った。
男や男の部下の人達は
泡を吹いて倒れ、人々は
一瞬の間に何が起こったのか
理解出来ず、混乱でざわめく。
絶対無事だとは分かっているが、
つい慌てて呂律が回らないまま
ルフィに尋ねる。こういうのは
いくら見てても慣れない。
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ツナ缶。(プロフ) - りっちゃんナウさん» りっちゃんナウさんコメントありがうございます!!大好きな小説と言って頂いてとっっても嬉しいです!お話が進む間に2年前の内容はちょこちょこ入れるつもりです!更新頑張りますのでぜひ読んで下さい! (2018年5月24日 23時) (
レス) id: 0b61d34b0f (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃんナウ(プロフ) - めっちゃ面白いです！ しかも愛されで一瞬で大好きな小説になりました！ 2年前とかの話もすごく気になります！！ これからも更新頑張ってください (2018年5月24日 23時) (レス) id: 939ebb76de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2018年5月14日 2時
