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ﾙﾌｨ｢何で行きてェ場所言うだけで泣くんだ!!｣
ｼﾗﾎｼ｢ご…ご…ごめんなさい…
勇気を振り絞りすぎて……
お…お怒りにならないで下さいよう〜｣
ﾙﾌｨ｢めんどくせー奴だなー｣
｢ルフィ………?｣
ﾙﾌｨ｢あ〜〜〜わかった悪かったよ!!
Aも怖い顔すんなって!!｣
また姫様を泣かせるような暴言を吐く
ルフィに握り拳を見せると、
うっ…と苦いものを噛んだような表情をし、
焦った様子でしらほし姫に謝った。
すると、
ドドドォ…ン!!
ズドォ…ン!!
ﾙﾌｨ｢何だ!!?すげェ音……!!!｣
｢振動が硬殻塔に伝わってる…
また何か投げられてるってこと…!?｣
ﾙﾌｨ｢早く外に出る準備しねェとな…｣
そう呟いたルフィに姫様はピクリと反応した。
ベッドのシーツをぎゅうっと皺がつくほど
握り、唇をキュッと噛む姫様を見て、
私はその姿を昔の自分と重ねてしまった。
もしかしたら、
ずっと我慢して 諦めようとして、
でも中々諦めがつかなくて、
1人で悩んでいたのかもしれない。
この姫様に、これから外に出る機会が
絶対にくるのかな。
メガロしか友達がいないなら、可能性は……。
そこまで考えて、
私は自分の両頬を思いっきり叩き、
覚悟を決めて姫様の目を見た。
ｼﾗﾎｼ｢A様……?｣
｢姫様、“海の森”に行きたいですか?｣
ｼﾗﾎｼ｢……はい。
ずっと、行きたかったのです…
10年間…ずっと…!!｣
｢…じゃあ、行きましょうか!｣
ｼﾗﾎｼ｢えっ!?け、けれども塔の外は
危険だと注意されてますし……
わたくしも外に出るのはとても怖くて…｣
｢私達が絶対に守ります!
そうなんでしょ、ルフィ?｣
ﾙﾌｨ｢ああ 任しとけ!!大丈夫だ!!｣
｢行ける時に行かないと……あとから
後悔しても遅いことなんて沢山あります。
……だから行きましょう?
姫様が後悔する姿、私見たくないですから!｣
そう言って笑いかけると、
姫様は目を見開いて驚いていた。
『後悔』
ポツリと呟くと、姫様は私とルフィを
見てコクンと頷いた。
ｼﾗﾎｼ｢ルフィ様、A様…!!
わたくし“海の森”に行きたいです!!!｣
｢はい、仰せのままに!お姫様!!｣
ここまで来たら、私も腹を括るぞ!
あとからぜっっったいに
ナミに怒られる気がするけど!!!
大丈夫!
大抵、有無を言わさずルフィもだから!
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ツナ缶。(プロフ) - りっちゃんナウさん» りっちゃんナウさんコメントありがうございます!!大好きな小説と言って頂いてとっっても嬉しいです!お話が進む間に2年前の内容はちょこちょこ入れるつもりです!更新頑張りますのでぜひ読んで下さい! (2018年5月24日 23時) (
レス) id: 0b61d34b0f (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃんナウ(プロフ) - めっちゃ面白いです！ しかも愛されで一瞬で大好きな小説になりました！ 2年前とかの話もすごく気になります！！ これからも更新頑張ってください (2018年5月24日 23時) (レス) id: 939ebb76de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2018年5月14日 2時
