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「それでね!!ハンコックがルフィに
ベタ惚れ状態になったんだけど、
ルフィは頑として“俺は結婚しない!!”って言って譲らなかったんだよね〜」
ゾロ「海賊女帝がルフィにねぇ……
まぁ、アイツは人に縛られることを
良しとする人間じゃねぇからな。
断っても不思議じゃねェだろ。」
「それは分かってるけどさ……
だってね、すっっっっごい美人で
強くて賢い人なんだよハンコック!!
まさに絶世の美女!!!
あんな人に好きって言ってもらえる
ことがどんなに凄いかをルフィは
分かってないんだろうな〜……」
私はそんなことを言いながら何気なく
上を見上げ、フヨフヨと空をたゆたう
綿飴のような雲を見つけて、
海の中でも雲が見れるって凄いよね。
なんて呑気なことを言っていたら、
ゾロ「……そもそも、どれほど美人で
あろうとも好きな奴からの言葉じゃ
なければ意味ねェんだろ。」
その言葉に、私は弾かれたように
空を眺めていた視線を急遽ゾロに移した。
「……もしかして……ゾロ……」
ゾロからまさかそんな言葉…
恋愛に関することが聞ける日が
来ると思わなくて、驚きで目を
丸くしつつ、生唾をゴクンと飲み込んだ。
「ペ、、ペローナちゃんと恋に落ちたの!?」
ズルッ。
「うわっ!?」
ゾロは地面の窪みに足をハマらせ、
転ぶことはなかったが、
半身のバランスが崩れた。
背中に乗っていた私も同様、
右にガクン、と大きく揺れ動いた。
よく見るとそんなに大きな窪みでも
なかったから、私ならまだしも
ゾロが突っかかるなんて珍しい……
と思っていたら、
ゾロが唸るような声を出した。
ゾロ「何でそうなるんだよ…」
「え?だって…ゾロからあんな言葉が
聞けるなんて思わなくて……
可能性があるとしたら、この2年の内に
恋に、落ちたの…かと…。」
恐る恐る言った私の意見に、
ゾロは今日一番重いんじゃないかと
思うぐらいの溜息をついた。
ゾロ「んな訳ねェだろ…
何で俺があのゴースト女と……」
「う〜ん……」
ハッ。
「もしやミh」
ゾロ「落とすぞ。」
「すいませんそれは勘弁して下さい。」
ゾロ「大体な、お前が…」
「…?私が?」
そう聞き返すと、ゾロはピタリと足を止めた。
急に止まったゾロを不思議に思いつつ
もう一度聞き返す。
「私が何?」
ゾロ「……何でもねェよ。」
その後何度聞き返しても、ゾロは
また今度な、と言って曖昧にしてしまい
結局謎のままこの話は終わった。
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ツナ缶。(プロフ) - りっちゃんナウさん» りっちゃんナウさんコメントありがうございます!!大好きな小説と言って頂いてとっっても嬉しいです!お話が進む間に2年前の内容はちょこちょこ入れるつもりです!更新頑張りますのでぜひ読んで下さい! (2018年5月24日 23時) (レス) id: 0b61d34b0f (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃんナウ(プロフ) - めっちゃ面白いです! しかも愛されで一瞬で大好きな小説になりました! 2年前とかの話もすごく気になります!! これからも更新頑張ってください (2018年5月24日 23時) (レス) id: 939ebb76de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツナ缶。 | 作成日時:2018年5月14日 2時