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「また急に抱きついて……
その癖どうにかしないと
いい加減セクハラで訴え
られるって何度も言ってるのに…」
ﾙﾌｨ「？訴えられたことねェけど。」
「………ソウデスネ。」
確かにこの男は何故か
セクハラ紛いの行動を
しても怒られない。
世の男性がしたら殴られそうな
行動･言動も何故か許される。
解せない。
ﾙﾌｨ｢それに嫌じゃないだろ?｣
見て下さい。
否定されるなんて微塵も
思ってないのか頭上に?マークを
浮かべるこのキョトン顔を。
確かに、慣れとは怖いもので
昔から抱きつかれていたせいか
体幹がかなり鍛えられ、今では
自然とルフィを落とさないように
背に手を回してる自分がいる。
この現状が既に否定出来ないことを
表していると思うと悔しかったので、
ルフィの頬を抓った。
そりゃもうがっつりと。
ﾙﾌｨ｢いてててて!!何で無言で抓るんだ!?｣
触ってみると、下手したら私よりも
モチモチほっぺなんじゃないかと
更に納得いかない気持ちが膨れた時、
聞こうとしたことを思い出した。
｢あ、そうだ!
ルフィ、いつ出航するか聞いてる?
やっぱり荷物運ぶの手伝った方が
良いかなって考えてたの。｣
ﾙﾌｨ｢や、やっと解放された…
って、荷物?それならもう
終わったんじゃねぇか?」
ほら、とルフィが指さす方向を
見ると、先程まで何箱にも
積んであった荷物が無くなっていた。
ﾙﾌｨ「マーガレットがいつでも
出航できるって言ってたぞ!
やっと皆に会えるな!!」
｢！……そっ、か……
皆に、会えるんだ…!!｣
“会える”
その言葉は何より望んだもの。
ﾙﾌｨ「……うしっ!!
じゃあ行くか、A!!」
私から離れ、気合を入れるように
声を出し自分自身を奮い立たせた
ルフィは私の目の前に手を差し出す。
顔を上げると、いつのまにか
雪は止み、青く澄んだ大空が
広がっていた。
目の前には、昔から変わらない、
私のよく知ってる元気一杯に笑う
ルフィがいる。
ほんとうに、いつだって
この人は眩しいくらい明るくて、
怖いことなんて何もかも
吹き飛ばして安心させてくれる。
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ツナ缶。(プロフ) - りっちゃんナウさん» りっちゃんナウさんコメントありがうございます!!大好きな小説と言って頂いてとっっても嬉しいです!お話が進む間に2年前の内容はちょこちょこ入れるつもりです!更新頑張りますのでぜひ読んで下さい! (2018年5月24日 23時) (
レス) id: 0b61d34b0f (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃんナウ(プロフ) - めっちゃ面白いです！ しかも愛されで一瞬で大好きな小説になりました！ 2年前とかの話もすごく気になります！！ これからも更新頑張ってください (2018年5月24日 23時) (レス) id: 939ebb76de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2018年5月14日 2時
