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シンシンと、冷たい雪が
降り積もる女ヶガ島。
ジャングルと化していた森の景色は、
鬱蒼とした木々の緑からすっかり雪で
覆われ真っ白に染まっている。
私は真っ白な雪の大地にサク、サクと
足跡を残し、広い海が見える丘に着き
足を止める。
｢………今日で、2年。｣
そう呟き、白い息が零れる。
短い言葉。
だけど、私の体を
熱くさせるには十分だった。
落ち着くように深呼吸し、
目線を下にずらすと
港の風景が見えた。
シャボンディ諸島に向かうための
準備をしている大きな船に沢山の
女性達がせかせかと荷物を積んでいる。
島の仲間達には出航まで
休んでてと強く念を押すように
言われたが、本当にいいのか…
と悩んでいると、
背後から徐々に大きくなってくる
足音が聞こえた。
ﾙﾌｨ｢Aー!!｣
振り向くと、そこにはブンブンと
おおきく手を振りこちらへ
向かってくる、麦わら帽子が
良く似合う我らが船長。
私も返事をするように
手を振ろうとしたら、
風が一瞬強く吹いて
向こうから麦わら帽子が
風に乗り流れてきた。
逃がさないように
少し焦りつつも、
無事麦わら帽子を掴み安堵する。
彼もかなり焦ったらしく
猛ダッシュしたのだろう。
私の前でゼェゼェと苦しそうに
息切れをおこし、膝に手をついてる。
ﾙﾌｨ｢お……おれの、ぼうし……｣
「ルフィ!私まで焦っちゃったよ……
ほら、ちゃんと被ってないと。
二つと無い宝物なんだから。」
顔を上げたルフィに
今度は落ちないよう
強く帽子を被せた。
まあ、大人しいとは
かけ離れてるルフィに
いくら強く被せても
あまり意味は無いのだけれど。
ﾙﾌｨ｢ありがとな、A!｣
「はいはい…って、おっとっとっと!?」
さっきまでの焦りの表情を
コロリと変え満面の笑みを向ける
ルフィにクスクス笑っていると、
ガバッと抱きつかれ体制を
崩してしまいそうになる。
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ツナ缶。(プロフ) - りっちゃんナウさん» りっちゃんナウさんコメントありがうございます!!大好きな小説と言って頂いてとっっても嬉しいです!お話が進む間に2年前の内容はちょこちょこ入れるつもりです!更新頑張りますのでぜひ読んで下さい! (2018年5月24日 23時) (
レス) id: 0b61d34b0f (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃんナウ(プロフ) - めっちゃ面白いです！ しかも愛されで一瞬で大好きな小説になりました！ 2年前とかの話もすごく気になります！！ これからも更新頑張ってください (2018年5月24日 23時) (レス) id: 939ebb76de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ缶。 | 作成日時：2018年5月14日 2時
