TWINS･TWINS II

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「やばいやばい！もうなっちゃう！！」

「早く！ライブ、ライブ！Aちゃん！」

『ま、ちょ、いきます！回しますよ！』






えい、とライブ開始を押して、配信が始まる。

山本さんがパソコン画面を更新したその瞬間






「うわぁぁ！やったぁ！！」

「100万人だー！！ありがとうございます！！」







ディスプレイに映し出される “1,000,000” の数字。


ついにチャンネル登録者が100万人を突破した…！




「やったー！」とこちらに走り寄るサングラス航平にそのまま飛びつかれて、
カメラが揺れた挙句「ｸﾞｴｯ」と可愛くない声まで入ってしまった。

申し訳ない。無言でグーパンしておいた。



パチパチと拍手が湧いて、部屋の奥からバタバタと忙しなく音が聞こえる。








「編集長ー！」

「まっ、待って待って！まだ…うわぁー！！100万人いった！！凄い！！」








バタバタとスーツに着替えながら走ってきた伊沢さんが、パソコンの数を見た途端きらきらと目を輝かせて拍手をする。

私の少し後ろにいた河村さんも嬉しそうに口角を上げて、ディスプレイの数字をスマホで撮った。





その後も謎の減少を繰り返したものの、正式に100万人に到達。

私は初期から活動しているわけじゃないけど、なんだかすごく感慨深いものがある。




きっと初期メンバーとか、YouTubeをやろうと言い出したふくらさんとか、何よりこのQuizKnockを立ち上げた伊沢さんは凄く凄く嬉しいんじゃないかな。




そう考えていると伊沢さんがまたバタバタと部屋を出ていって、「どこいった？」なんて話しているうちにまたバタバタと帰ってきた。

手にドンペリを持って。









「凄い！ドンペリ！」

「50万人の時にファンの方から頂いたやつ！100万人で飲みたいねって話してたからね、ちゃんと取ってたよ」

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