TWINS･TWINS II

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「なんか今日、いつもと雰囲気違う？」

『え？あ、メイク変えたからかな…ちょっと秋っぽくしてみたんです』

「あ、ほんまや。なんかオレンジっぽい？…イヤリングも変えてん？」

『こっちも秋っぽく、タッセルにしてみました』









こういう変化に気づいて貰えるのは素直に嬉しい。

それに加えて、「似合ってる」なんて言って貰えて、思わずにやにやしてしまう。









「季節が目で見えるとなんか楽しいの、分かる？」

『紅葉とか、ですか？』

「うん、それもやけど、人の服装とか…メイクもそう。
…俺はメイクしないし服装もそこまで気使ってないから、見て楽しむだけなんだけど。」

『なるほど』







そういう季節の楽しみ方も確かにあるな…。


さすが日本語を学んでるだけあるというか、風流だなと思う。(ちょっと違うかな？)







「忙しいと周り見るの忘れるけど、たまには目で季節楽しむのもええかなって」

『…いいこと言いますね』

「…やろ」









くふ、と可愛い笑い方をする川上さん。



「冗談、」と笑い続ける彼の頭に、ひらひら落ちるイチョウの葉がまたのって、思わず笑ってしまうまであと幾許か








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一作目の方に載せようとしてた作品でした。
ちょっと季節ズレてしまったのが… ´д`；もう冬ですね

･5→←･3

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