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「ただいま〜」
「おかえりふくらさん」
伊沢が玄関まで来て、経緯は聞いたと言う。
Aちゃんはかなり反省しているようで、今は号泣しているらしい。
その事を聞いたこうちゃんが慌てて部屋へと向かった。
「こうちゃん、かなりしょげてた。手を上げてしまったって」
「まじですか」
「でも、もう大丈夫だと思うよ」
「ですね」
少しだけ伊沢と玄関で言葉を交わしてリビングへと足を進める。
泣き顔を見られたくないのか、机に突っ伏したAちゃん。
こうちゃんが近づいてさらりと髪を梳いた。
「A」
『……ごめん』
微かに聞こえた言葉。
こうちゃんにも届いたみたいで、Aちゃんの腕を引っ張って、それからぎゅうっと抱きしめた。
ぼろぼろと零れる大粒の涙がこうちゃんの服に跡をつける。
『ごめん、ごめんなさい』
「俺もごめん」
二人して泣いて謝って、仲直りして。
あの異様な空気はどこへやら。
今はただほっこりとした雰囲気で溢れていた。
思わずふふ、と笑うと伊沢も山本も優しい笑顔を浮かべる。
二人が少し落ち着いた頃にタオルを渡すと、Aちゃんは僕の顔を見てまたぼろぼろと瞳から雫を零す。
「え、えぇ…！？」
『わぁぁ…ごめんなさいふくらさん！伊沢さんも山本さんもごめんなさい……！！』
うう、と申し訳なさそうにタオルで顔を覆う。
何はともあれ事は収まったんだから大丈夫。
「もう無理しちゃだめだよ」と頭を撫でるとこくこくと何度も頷いた。
そのあとは買ってきたコンビニスイーツを二人で食べて笑いあってた。
伊沢から「なんだよツインズ、可愛いな！」なんて茶化されて。
やっぱり双子は笑ってた方がいい。
…………
後日談↓
伊「あの空気はやばいって！俺あとから来たからさ、何事だよっておろおろしてたらAちゃんがマグカップばぁんって！」
こ「俺Aがマグカップ叩きつけた時に殺されるかと」
『やめてよ人殺しなんてしないから！』
ふ「俺が来た時山本なんてソファの端っこで震えてたからね」
山「いや〜。オフィスに着いた瞬間、あ、やばいと思いましたよね」
『我らがエンジェル山本さんを怯えさせてしまったなんて…切腹しようかな』
こ「介錯は俺に任せろ」
『航平はちょっと』
こ「なんでだよ」
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しぃ(プロフ) - ヒイラギさん» 全然です！すてきでした！もうすっごい後になってもいいんで、他の東大王メンバーも出していただけると… (2019年11月13日 14時) (
レス) id: 1457e73937 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ(プロフ) - しぃさん» こちらこそリクエストありがとうございました！全然砂川さん感(？)を出せなくて申し訳ないです…；▽； (2019年11月12日 23時) (レス) id: 4b5b27727e (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ヒイラギさん» もう最高でした！ありがとうございます！ (2019年11月12日 20時) (レス) id: 1457e73937 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ(プロフ) - おみそさん» お褒めの言葉ありがとうございます！嬉しいです！ぼちぼちの更新ですが今後もよろしくお願いします^^* (2019年11月4日 18時) (レス) id: 4b5b27727e (このIDを非表示/違反報告)
おみそ - 突然すみません！いつも楽しく読ませてもらってます。とっても面白くて、ほっこりして、いいお話しだなぁという気持ちが抑えられずコメントさせてもらいました！更新頑張ってください！！楽しみに待っています！ (2019年11月4日 7時) (レス) id: 6ee4e40fac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒイラギ x他1人 | 作成日時：2019年9月7日 17時
