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「ついたぞ」


その言葉と共に車をおりる。みんなからすごい視線で見られる。なんでだろう。


「じゃあまた帰り。準備出来たら職員室へ来い」


そう言いながら職員玄関の方へ向かっていく義勇お兄ちゃん。はぁ、なんか朝から心臓に悪いなぁ。


教育実習生として3回ほど学校に来ていた義勇お兄ちゃんはもう慣れているらしくてほかの先生たちとも仲良くしていた。嬉しかった。


「Aおはよー!」


そう言いながら私の方へかけてくるお友達。


「ねえねえさっきのイケメンだれ?Aの知り合い?」


『ちがうよ幼馴染!』


「へえ〜!イケメンとAが一緒の車から降りてきたの見て、みんな噂してたよ〜!あのイケメンだれ〜って!」


まぁそうだよね、義勇お兄ちゃんかっこいいもん。


『さっ、行こ!クラス見なきゃ!』


咄嗟に話題転換した。なんでだろう。

______

「それではこれで私の話を終わるよ」


そう言って壇上から降りる産屋敷校長先生。その後、産屋敷校長先生から新入職員の紹介があった。義勇お兄ちゃんの番になるとみんなヒソヒソしだして「かっこいい」だの「一目惚れした」だの言ってた。


その後無事に始業式が終わってクラス替え。私は1年A組、特進クラス。


BとCが理系クラス、DとEが文系クラス。Aクラスは学年から上から成績がいい人が文系、理系10人ずつ選出された20人クラス。他のクラスは平均32人クラスだから少し少なめ。


「やっぱりAは特進クラスか〜。すごいなぁ」


そう言って褒めてくれるさっきの友達。友達は理系クラスを選択していたから隣のBクラス。隣だから嬉しい。


『これからも仲良くしてね』


「もちろんだよ〜!大好きだよ!」


そう言って各自自分のクラスに行く。今年の担任は、悲鳴嶼先生。


「みんな、1年間、頑張っていこう。」


そう言って終わった。短い。


ちなみに私は級長。1番成績がいいからだって。やるじゃん!←


それから今年から初めて同じクラスになった副級長のしのぶちゃんと部活を回って、今日一日は終わった。


『職員室いくか』


そう呟いて職員室へ向かう。


『コンコン、失礼しまーす』


そう言って冨岡先生は〜なんて聞いたら「おぉ!お前だったのか林!」って言ってくる美術の宇髄先生。話を聞くと、義勇お兄ちゃんとの幼馴染が誰かって職員室の中で話題になってたらしい。


「帰るぞ。」


先生達にさようならと言って義勇お兄ちゃんの後を追いかける。


「何クラスだ?」

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作者名:かにパン | 作者ホームページ:http://aisarekimetsu  
作成日時:2021年9月24日 21時

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