日常8 ページ8
「Aさん、苦しいままでは辛いでしょう?頑張りましょう?」
胡蝶様はそう言った。でも、どれだけ苦しくても嫌なものは嫌だ。涙を流しながら訴えた。
『嫌です。とても注射苦手なんです。だからお願いです、これくらい我慢できますから注射はやめて下さい』
泣きながら必死に訴えると、胡蝶様は戸惑っていた。すると今まで静かだった冨岡様が
「(ガシッ)」
『!!』
私が座っている後ろに回り込んで私を股の間に挟むように座り込み、冨岡様の足で私の足を抑え、冨岡様の両手で私の両腕を完全に固定されていた。
『なっ、にを、、、?』
「胡蝶、いまだ。はやくやれ。」
「(やれやれまた頼み事をする態度では無いですね。)分かりました。冨岡さんありがとうございます。」
『(チクッ) んっ!、、、』
私の腕に刺さるような痛みが走った。今すぎて刺されている途中に暴れてしまった。逃げようとしたが完全に冨岡様に固定されていたため無理だった。
『痛いっ!うぇーん!!!』
ついには大泣きしてしまった。
「終わりましたよ、よく頑張りましたね。」
「強引なことをして済まなかった。」
2人は謝ってくれて褒めてくれた。困らせてごめんなさいと泣きながら謝っているうちに発作は落ち着いていた。そのまま泣き疲れて冨岡様に寄りかかりながら知らぬ間に寝てしまった。
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作者名:hiina | 作成日時:2021年8月2日 20時