日常7 ページ7
冨岡様方にお礼を伝えていると『ドクンッっ!』心臓が大きく波打った。発作だ。『(いたっいっ·····)』
「大丈夫ですか?!とりあえず寝転がりましょう」
話している時に起き上がった私は胡蝶様に寝転がらされようとしたけれど、心臓が痛すぎて丸まるように心臓部分を両手で抑えていたため寝転がることが出来なかった。『(いたいっ!いたいよ、!助けて…)』
痛すぎて声が出なかった。突然の発作に冨岡様も胡蝶様も慌てているようだった。『(く、、、すり、)』
「Aさん、薬、どのようなものか分かりますか?」
常日頃飲んで持ち歩いていた薬だったがどんな名前なのかすらは覚えていない。
『フルフル』
首を振って必死に訴えた。
「そうですか、とりあえず緊急用の発作を抑える薬を注射しますね。」
胡蝶様が言った。
『いやっ、 、、だ、、、、、』
私は必死に伝えた。そして注射を打たれようとしていた手を無理やり動かした。そう、私はとても注射が苦手なのだ。薬すら飲むのに怖くて抵抗があり、毎回30分ほどかかってしまう。
「!!しかしっ、、、」
胡蝶様は困っているようだった。ごめんなさい。また迷惑掛けてしまいました。
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作者名:hiina | 作成日時:2021年8月2日 20時