Story 245 ページ46
今更なのはどっちなんだよ！
宏ちゃんのその言葉が私の胸に刃物のようにザクリと刺さる
やっと気持ちが通じ合えた、
そう思った時には遅くて
こんなことなら光と付き合うんじゃなかった
好きって言うべきじゃなかった
宏ちゃんのこと好きになるんじゃなかった…
自分の部屋にこもってメソメソ泣いていると
隣の部屋が、宏ちゃんの部屋が、
バタン！と勢いよく閉まる音がして
少しすると玄関のドアを開閉する音がした
そしてそのまま宏ちゃんは数日帰ってこなかった
「…どう思います？」
侑「そんなことのために呼び出したの？」
「侑李にしか言えないんだって」
侑「別いいんだけど
宏太さ、嫉妬しすぎじゃん、ひかに
好きなのに好きって言わなかった宏太が悪いよ」
「けど私があんなこというから」
侑「だけどさ、ひかと付き合ってるんだから当然でしょ」
バッサリとマジレスしてくる侑李
そうだよ私は間違ってないんだから
侑李が言う通りなんだよ
そう思おうとしても何かモヤモヤしたものが残る
侑「だって、とかでも、とか禁止だから
そんな言うなら相談しないでくれる？」
「冷たいわね侑李ちゃん」
侑「冷たくないよ僕はいつも通り
Aは、ひかと付き合ってるから宏太にとった態度は間違ってない、以上」
「侑李ちゃーん…」
侑「だけど、宏太そろそろ寂しくて死んじゃう」
目の前のコーラをストローで吸いながら
サラリとそう言いのける
「わかった」
侑「お腹すいたから帰るね」
自分の分の代金をテーブルに置き
僕のお節介、無駄にしないでね
といつものようにツンとしてお店を出て行った
少しして私もお店を出た
家までの帰り道で宏ちゃんの個人LINEを開いて
打っては消し打っては消しの繰り返し
そして、ついに
A帰ってきてください
送信した
.
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夏叶(プロフ) - 柚子さん» コメントありがとうございます！そんな言っていただけるなんてすごく励みになります…！これからも応援のほど、よろしくお願いします（＾Ｏ＾） (2018年11月17日 18時) (
レス) id: 9cfdb559df (このIDを非表示/違反報告)
柚子(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませていただいてました。続きが早く読みたいです。更新楽しみにしてます。 (2018年11月17日 18時) (レス) id: 37ffaec80c (このIDを非表示/違反報告)
夏叶(プロフ) - ゆにこーん。さん» ゆにーこん。さん、ありがとうございます！あと少し頑張りますので、応援よろしくお願いします（＾Ｏ＾） (2018年10月23日 23時) (レス) id: 9cfdb559df (このIDを非表示/違反報告)
ゆにこーん。 - 続きも楽しみにしてます！ (2018年10月22日 22時) (レス) id: d37c71db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏叶 | 作成日時：2018年10月16日 1時
