Story 226 ページ27
「光〜〜？どしたの」
光「いや」
「えぇ、なになに」
急に迎えにくるなんて初めてのことで
驚きを隠せない私の手をぎゅっと掴んで
そのままずんずん歩いている
光「お前と、最近話せてないから…」
「うん、」
光「くたばってんじゃねーかって生存確認だよ！」
「生きてるよちゃんと笑」
光「忙しいかもしんねぇけど、ちょっとは相手しろよ、寂しいだろ…」
あぁ、今、撃ち抜かれた
わざと放置してたわけじゃないけど、
ちょっと、本当は私も寂しかったけど、
こういうことを光の方から聞けるなら
勉強ばっかの日々も悪くないかも…なんて
光「最近、どーなの」
「そこそこだよ
次のテストの後、鎌と二者面談」
光「お前も大変だな〜〜
っていうか、鎌って…」
「そう、鎌。なかなかいいでしょ？」
じゃあ、俺も明日から鎌って呼ぼ〜〜
ってケラケラ笑って肩を揺らしてた
光「…」
「…」
光「なぁ、A、結構ガマンしてんだけど」
何秒かの沈黙を唐突に破ったこの言葉
なにを表してるのかは予想がついた
「じゃあ、光んち行こう？
それとも、私んちにする？」
光「俺んち、今、兄貴いるかもしんねぇ」
「なら私んち行こ」
光「ん」
.
「…んっ、」
光「はぁっ、…」
ガマンさせてた分、そしてガマンしてた分
今までよりうんと激しく絡み合った
光の苦しそうに漏らす吐息が
私をまた狂わせ、乱していった
.
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夏叶(プロフ) - 柚子さん» コメントありがとうございます！そんな言っていただけるなんてすごく励みになります…！これからも応援のほど、よろしくお願いします（＾Ｏ＾） (2018年11月17日 18時) (
レス) id: 9cfdb559df (このIDを非表示/違反報告)
柚子(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませていただいてました。続きが早く読みたいです。更新楽しみにしてます。 (2018年11月17日 18時) (レス) id: 37ffaec80c (このIDを非表示/違反報告)
夏叶(プロフ) - ゆにこーん。さん» ゆにーこん。さん、ありがとうございます！あと少し頑張りますので、応援よろしくお願いします（＾Ｏ＾） (2018年10月23日 23時) (レス) id: 9cfdb559df (このIDを非表示/違反報告)
ゆにこーん。 - 続きも楽しみにしてます！ (2018年10月22日 22時) (レス) id: d37c71db87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏叶 | 作成日時：2018年10月16日 1時
