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『健ちゃん？』
ベッドサイドに腰掛けた健ちゃんは
はぁ ... と一つため息をついた。
健『ごめんな ...
こんな乱暴な事したかったわけやないねんけどな ...』
健ちゃんの横顔を月明かりが照らす
いつも明るくて、元気をくれる彼とは違いすぎて
その横顔は見たこともない大人な表情で ..
憂い、そんな表現がぴったりだった。
健『A
臣ちゃんと上手くいったんやろ？』
『うん ...
しばらく2人では会えないけど
付き合うことになったよ。』
健『それやったら良かった。
俺はAにとって、 " お客様 " の1人かもしれんけどな
俺にとってはちゃうかったから。
いつも俺らの幸せを願ってくれるAに
俺は一番幸せになって欲しいねん。
ほんまは、な ...
俺が隣に居りたかったんやけど...
まぁ、俺は見守る役がお似合いって事やな。笑』
やめてよ、健ちゃん
無理矢理笑わないでよ
健ちゃん、作り笑顔下手なんだから ...
でも、私が健ちゃんにそんな顔させちゃったんだね。
ごめんね、、ごめんなさい。
健『ごめんね、なんて絶対言わんといてや？』
『でも ...』
健『笑って、ありがとう！が正解やで？
Aの事幸せに出来るんは
臣ちゃんしか居らんってわかったから
こんな話してんねん。
やからな、絶対幸せにならなあかんで。
俺が見たいんはAの笑顔や。
頼むから、幸せになってな。』
健ちゃんの言葉が胸に染み渡った
気持ちが痛いほど伝わるから
私も全力で答えたいと思った。
だからね、
今日もいい顔しとるな〜
っていつも褒めてくれる笑顔で
精一杯の笑顔で私も伝えるね。
『健ちゃん、私ちゃんと幸せになるよ。
悲しい物語の主人公はもう嫌なの。
私の手でハッピーエンドにする。
ありがとう、健ちゃん！』
どういたしまして
そう言って、また無理して笑った健ちゃんの目から
キラッと流れた一筋の涙
私は絶対に忘れちゃいけない。
こんなにも私の幸せを願ってくれてる人が居るということを。
私を想って、涙を流してくれる人が居るということを。
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ゆゆ(プロフ) - 葉月さん» ありがとうございます(´･_･`)非常に亀更新ですが、また読んでやってください☆彡.。 (2017年6月24日 20時) (
レス) id: 21a0e7ea44 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - いつも読ませてもらってます!! 更新頑張ってください!! (2017年6月23日 22時) (レス) id: 76ca7bb702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2017年6月4日 14時
