▼ 健二郎 day . ページ39
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健ちゃんの家に来るのももう慣れたもので
当たり前のようにオートロックを解除し
玄関前に立つ
" お仕事 " モードへと切り替わってしまえば
私は別人になれる。
健ちゃん好みの私に。
健『おかえり、A』
『ただいま、健ちゃん』
いつもはテンション高めに迎えてくれるのに
やっぱり元気ないよね ...
『健ちゃんどうしたの？ 元気ない。』
健『そんなことないで？
いつも通りやん。何か変やった？』
『" 予約 " の電話くれた時から心配してたの。
私じゃ頼りないかもしれないけど
出来ることなら助けになりたいと思ってるから
何かあったら言って欲しいの。』
健『あかんで？』
『え？』
健『これ以上Aの事好きにさせんとって。』
その言葉が合図かのように
私の体はふわっと宙に浮いた。
健ちゃんが私をしっかりと抱き抱え
ベッドルームへと足は向かう
いつもとは全然違う。
そっとベッドに下ろされ健ちゃんを見上げると
ぶつかる視線
そしてその視線は私を捉えて離さない。
上から私を見下ろす健ちゃんは
優しく私の頬を撫でた
壊れ物を扱うみたいに、そっと。
それから悲しそうに笑ったの。
視線が外れたと思えば降り注ぐキスの嵐
頬に、唇に、首筋に、そして ...
だんだんと下へ下りて行く。
普段とは全く違う行動に戸惑いながらも
健ちゃんの首元に手を回し必死に付いて行く
健ちゃんの右手が私のインナーを捲り上げ
背中に回った手が すっとホックを外した
目を瞑り、健ちゃんに身を預ければ
柔らかい唇が私の身体を自由に行き来して
快感を与えてくれる
少しだけ目を開いて健ちゃんを見つめた
交わる視線に、また少し悲しそうに笑う健ちゃん。
私が健ちゃんにそんな表情をさせてしまっているの？
私のせい ... ？
カーテンから差し込む
少しの月明かりの中で探っていた健ちゃんの手が
急に動きを止める
そして露わになった私の体に
そっとブランケットをかけてくれた。
『健ちゃん ... ？』
健『ごめんな、A』
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ゆゆ(プロフ) - 葉月さん» ありがとうございます(´･_･`)非常に亀更新ですが、また読んでやってください☆彡.。 (2017年6月24日 20時) (
レス) id: 21a0e7ea44 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - いつも読ませてもらってます!! 更新頑張ってください!! (2017年6月23日 22時) (レス) id: 76ca7bb702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ
| 作成日時：2017年6月4日 14時
