▽ ページ4
.
明け方帰宅しても
朝9時には会社に出勤する
いくら肩書きとはいえ
雇われている以上事務員としての仕事も
こなしている
社内でも
私の本当のお仕事を知っているのは
ごくごく一部
少しだけそれが嬉しかったりもする
裏の顔を持つ女 的な？
なんかちょっとかっこよくない？笑
昨日のお酒が抜けきらないまま
デスクへ向かい
なんてことない事務作業を終わらせて行く
基本的に静かで
みんな淡々と仕事をこなす総務課
珍しくざわついている..
ということは
きっと..
臣『A〜』
ほらやっぱり。
今をときめく三代目様が
総務課まで来るとなれば
いくら所属アーティストとはいえ
女子社員は浮き足立つ
そんなこともあまり気にせずに
この男は私の元へ駆け寄ってくるものだから
キラキラメイクアップした女子社員から
あまり良い目線を受けたことはない。
『わざわざ総務まで
どうしたの？登坂さん。』
臣『ほんと総務に居ると冷たいよね〜
2人っきりだと
あんなに色っぽく おみ って呼ぶのに』
私の反応を試すかのように
そっと耳打ちしてくる
そんなのに動じないけど〜笑
臣『今日17時には会社戻るから
セット必要なら連絡して〜』
『それ言いに来たの？』
臣『たまには登坂さんの顔見たいかなー？と思ったの♪
じゃあね、金木さん。』
たまにはって..
昨日もセットの時会ったよね。笑
でもこうやってちょこっと顔見せに来てくれたり
わざとらしく私を名字で呼んだり
いたずらっ子みたいに笑ったり
可愛いんだよな〜..
私の方が年下だけど←
今日は健ちゃんの日
セットいるかな..
ま、臣時間あるって言うし
一応してもらおうか。
〜♪♪
あら、珍しくヒロさんからメッセージ
− 近々ケアお願いしたい奴がいるんだよね〜
ちょっと時間かかるかもなんだけど
お願いできる？ −
ほぅ。
誰だろ..
もちろんです。誰ですか？
よし、送信っと。
新しい" 顧客 " が増えるわけね。
時計を見れば
午後3時
今日は18時半からだから
一旦退社して準備しよーっと。
15時〜16時には必ず退社して
裏の顔へと姿を変える
痛い痛い女子社員の目線をかいくぐり
足早に帰宅した。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 802人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆゆ(プロフ) - Lux-minkさん» コメントありがとうございます☆彡もう少しで岩ちゃんの闇に突入して行くと思いますので、お付き合い頂けると嬉しいです(o´艸`) (2017年5月9日 17時) (
レス) id: d526297014 (このIDを非表示/違反報告)
Lux-mink(プロフ) - 岩ちゃんの闇が気になって仕方ありません(笑)執筆応援してます☆ (2017年5月9日 16時) (レス) id: 265b89a83c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます('ω')/これから沢山出てくる予定なので、お楽しみに♪笑 (2017年4月28日 16時) (レス) id: 21a0e7ea44 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 次誰が出てくるのかワクワクです！(^^) (2017年4月28日 14時) (レス) id: ef223e38fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆ
| 作成日時：2017年4月27日 6時
