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「お疲れ様〜」
『お疲れ様です!』
周りがどんどん帰っていく中、私はパソコンの画面と睨めっこをしていた
帰りたいものは帰りたいが、先程起きた事件を片付けなければ帰れそうにない
せめて明日以降への負担軽減したい
午後15時くらいから始めたから.....うわ、もう20時じゃん
一度顔を上げて周りを見渡すも、残っているのは私だけだった
さっき送り出した人で最後だったのか...と思わず苦笑する
松田.....帰ったの分からなかったな
いつも一言声掛けてくれるのに
あれ、そう言えば最近松田と言葉交したっけ?
思い返してみても仕事でもプライベートでも会話をしていない事に気が付く
え...やばくね普通に
このまま自然消滅なんて有り得るんだろうか
...いや、あるな
『どーすんの.....』
今すぐ松田をここに呼び出してやろうかな
どうせ暇だろうし...
帰ってもアイツがやりそうな事なんて、1人で酒飲んで煙草吸ってベッドにも行かずにそのまま床で寝落ちと言った所だろうし
それなら少しくらい、時間外労働してくれた方が市民の平和と私の負担軽減にも繋がるじゃん
...この広い空間に私だけなんて、少し寂しいし
よし 思い立ったが吉日!と意気込んで、スマホから松田の連絡先をタップしようとした瞬間________
ガチャッ
扉が開く音が、私しかいないこの静寂空間に響いた
『え...?』
ドアの方に目を向けると、、
『.....どうして戻ってきたの?
源くん_______』
「あはは...」
そこには私が無理矢理帰らせた後輩の源くんの姿があった
「自分も残りますよ!」と俄然やる気MAXの源くんに『先輩命令!!』と言って帰らせたのは、ほんの1時間前
ちんたらやっていた私に比べて、源くんは15時からバリバリフル稼働で仕事を進めていたのだ
やばい 先輩として情けない...と感じた私の最後の気遣いだったんだけどなぁ...
「Aさんだけにやらせる訳にはいきませんから!」
『.....そんな気遣いいらないのに』
「1人より2人の方が早く終わりますって!」
そう言って私のデスクに詰まれた資料を半分以上取り、隣に座った源くん
彼の爽やかな笑顔が、今の私には眩しすぎるくらいだった
______________
更新止まっててすみません!
ワンピ映画見たら抜け出せませんでした!
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ひぃな(プロフ) - あやなさん» コメントありがとうございます!長い間レス出来ずに申し訳ございませんでした!!少しずつにはなりますが、更新していけたらなと考えております! (2023年4月9日 1時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃな(プロフ) - 毛布さん» コメントありがとうございます!レス遅くなってしまいすみませんでした…!!嬉しすぎて泣きそうです…ありがとうございます🥲ゆっくりにはなりますが、更新していきたいなと考えております!! (2023年4月9日 1時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - めっちゃ続き気になります、、、 (2023年2月23日 20時) (レス) @page41 id: 98bb3c9760 (このIDを非表示/違反報告)
毛布(プロフ) - 普段ログインやコメントとは縁のない人間なんですが、面白すぎて、ページ進めるのがおしくなったり、凍結じゃないことを祈ったり、、。もう大好きな作品です!ありがとうございます!色々お忙しいとは思いますが、またお手隙の際はその文才供給お待ちしてます!😭 (2022年9月20日 14時) (レス) id: 438f9ebfc7 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃな(プロフ) - エリザベス女王さん» コメントありがとうございます!可愛いさは書く際に意識したポイントなのでご指摘いただけてとっても嬉しいです〜!!更新ゆっくりになりますがこれからもよろしくお願いします! (2022年8月9日 11時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃな | 作成日時:2022年6月23日 0時