7年経ったのに未だに関係が曖昧すぎる件。【名探偵コナン】【松田陣平】

同期3人で ページ36

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「そうか 漸く仲直りしたのか」




「まァな」




『お陰さまでね』






私と松田の喧嘩から2週間ほどが経った





ソレから何度かポアロに足を運んだり目の前を通った事はあったけど、降谷の姿は見当たらなかった






いつもなら数日おきに見かけるのにな...と少し不安になる






仕事が忙しいのかなとか、もしかしてもうこの世にいない？とか物騒な事まで考え始めた頃





ダメ元でポアロに訪れると、見慣れた金髪のイケメンお兄さん(三十路)が「いらっしゃいませ」と爽やかに微笑んでいた





『あむぴ久しぶり！』





同期の生存に思わず抱きつこうとすると、ゴリラには華麗に避けられ、背後に立っていた天パに首根っこ掴まれた





その後、今日は珍しく松田を連れて来店したからか降谷は一瞬驚いていたけどすぐにテーブル席に案内してくれた





松田と一緒なのは偶然共に事件の聞き込み捜査をする事になったから





今は終わって一段落、と言った所




他の客も居らず、店員も降谷だけ





という事で降谷も交えて何気ない会話で盛り上がっていた




そして冒頭の通り、話題は先日の喧嘩騒動の事





降谷にちゃんと仲直りしたよと報告すると、心底ホッとしたような顔をしていた





なんだかんだ言って心配してくれたもんね







「それにしてもこの前のは大変だったらしいな？」





「コイツが泣き出すもんでな」





『は？元はと言えば松田の目と鼻が使いものにならないからでしょ』





「んだとコラ」





『挙句の果てには人が太ったの気にしてたのに「痩せた？」とか...ぶっ叩こうかと思ったわ』




「もうぶっ叩かれてんだよ」






松田の発言で毎日恒例の口喧嘩が始まろうとしている




松田も私も戦闘モードに入ってきた




降谷はそんな私達を見て呆れたと言わんばかりに溜め息を吐いている





「んな太ったなら痩せろ


そのパフェ食うんじゃねぇ」





『とか何とか言って、松田がこれ欲しいんでしょ



あげないからね』




「いらねぇわ」




「痴話喧嘩なら外でやってくれませんかね？」




いやこれのどこが痴話喧嘩





どれだけ喧嘩しても懲りない私達を降谷は可笑しそうに笑っている





その顔を見た私も松田も思わず顔が綻んだ





曖昧でも構わない





ずっとこのままだなんて、思ってもムダなのにね







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曖昧ですが取り敢えず章の区切りがつきました！



長々と更新出来ずすみません！

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