いつだって君だけ ページ35
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『＿＿＿＿＿松田が謝ってくるなんて、明日は隕石降ってくるね』
｢巫山戯んな｣
甘すぎるこの雰囲気が慣れない私は、こうやっていつものように悪態をついた
松田は怖い笑みを浮かべながらそんな私にデコピンをお見舞いする
それでも私を抱き締める腕の強さは全く変わらなくて、そんな小さな事にまで幸せを感じてしまう
｢.....ハギに言われたんだよ｣
『...？萩原に？』
松田は苦笑を浮かべながらも私に全てを説明してくれた
私とどうやったら仲直りできるのか萩原に相談したらしい
『萩原なんて言ってた？』
｢7年も一緒に居んのにンなことも分かんねぇのって笑われた｣
『うわ絶対言うね想像着くわ』
萩原にはなんだかんだお世話になっている
実際松田とここまで来れたのは半分くらい萩原のお陰だし
私にとって萩原は恋のキューピット同然だからね
『あ、それで萩原に謝れって言われたんだ？』
松田が自ら謝罪してきた事に漸く納得がいった
きっと萩原に口酸っぱく言われたんだろうな
また萩原に手を貸してもらっちゃったんだ私
ヤバい 萩原様様すぎてアイツが神々しく思えてきた
｢.....それもあるけどな
俺は俺の意思でお前に謝りたかった｣
『...』
「...悪い事しちまったなって思ってる
酷いこと言って悪かった
お前の気持ちに応えてやれなかった」
松田らしくない弱々しい言葉が、本心だと教えてくれる
松田だけが悪い筈ないのに
私だって松田に酷いこと言った
泣いて貴方を困らせた
私だって十分悪いのに、私は彼に全てを押し付けている
「.......ごめんな」
私の肩に顔を埋めながら松田はもう一度、私に謝罪の言葉を放った
そんな松田がどうしようもなく愛おしくて堪らない
私はゆっくりと彼の背中へと腕を回す
『...私もごめん』
謝るのは慣れていないせいでなんだかむず痒い
それでも言葉にしないと伝わらないから
耳まで赤くなった私を見て、松田は悪戯に笑っていた
「...すっげぇ真っ赤」
『うるさいなぁ...』
私の肩に顔を埋めていたように、今度は私が松田の胸元に顔を埋める
少し早い鼓動が伝わってきて心地好い
この温もりと離れる時が訪れませんように、なんてね
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
取り敢えずあと1話ほどで章の区切りつく長かった！
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ひぃな(プロフ) - あやなさん» コメントありがとうございます！長い間レス出来ずに申し訳ございませんでした！！少しずつにはなりますが、更新していけたらなと考えております！ (2023年4月9日 1時) (
レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃな(プロフ) - 毛布さん» コメントありがとうございます！レス遅くなってしまいすみませんでした…！！嬉しすぎて泣きそうです…ありがとうございます🥲ゆっくりにはなりますが、更新していきたいなと考えております！！ (2023年4月9日 1時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - めっちゃ続き気になります、、、 (2023年2月23日 20時) (レス) @page41 id: 98bb3c9760 (このIDを非表示/違反報告)
毛布(プロフ) - 普段ログインやコメントとは縁のない人間なんですが、面白すぎて、ページ進めるのがおしくなったり、凍結じゃないことを祈ったり、、。もう大好きな作品です！ありがとうございます！色々お忙しいとは思いますが、またお手隙の際はその文才供給お待ちしてます！😭 (2022年9月20日 14時) (レス) id: 438f9ebfc7 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃな(プロフ) - エリザベス女王さん» コメントありがとうございます！可愛いさは書く際に意識したポイントなのでご指摘いただけてとっても嬉しいです〜！！更新ゆっくりになりますがこれからもよろしくお願いします！ (2022年8月9日 11時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃな | 作成日時：2022年6月23日 0時
