7年経ったのに未だに関係が曖昧すぎる件。【名探偵コナン】【松田陣平】

面倒な私でごめん ページ27

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｢……つまり、原因は香水か？｣





『んー…発端がそこにあっただけでさ、なんか色々と爆発しちゃったんだよね』






降谷が淹れてくれたコーヒー(n杯目)に角砂糖を2つとミルクを入れて掻き混ぜる





ブラックも好きだけどやっぱり甘い方が飲みやすい





この時間は本当に私以外にお客が来ないので、降谷は私の話に付きっきりでいてくれる






｢お前達は仲が良いのか悪いのか分からないな｣





『え、どこをどう見てそう言ってんの？


街中アンケート取ったって“仲が悪い”に10割だよ？』





有り得ない…と呆れる私を見て、降谷は｢そうか？｣と首を傾げた






｢本当に仲が悪い奴らは付き合って7年もたないだろ｣




『そうかもしれないけどさぁ…』




｢僕はお前達2人の沸点が分からないんだが｣






怒りの沸点ねぇ…




そんなの人それぞれだけど、私と松田に関しては死ぬ程低い自信しかない




お互いがお互いの地雷か？とでも言うような感じ





それでよく7年もったな





『……松田にさ、面倒くさがられちゃったんだよね』





｢そんなのいつも通りだろ？｣





『うーん…いつもとはちょっと違うんだ



なんかこう……私との会話全てが面倒だって言われてる気がして』





私が怒ったことに対して、松田は間違った方向に汲み取ってしまい話が拗れた





だから私はただ、言いたいことはそうじゃないって言いたかった





でも松田は聞いてくれなかった





心底面倒くさそうに私を見据え、話を遮った松田は私の話だけでなく、私自体を“鬱陶しい”“面倒だ”と言っているようだった





松田に面倒くさがられている自覚はあった





実際私も自分が心底面倒な生き物すぎて嫌悪感しか抱かない




それでも昨日はどうしてもその視線と態度が心にヒビを入れた




普段、どれだけ傷ついたことを言われても流して反論してきた






監視して欲しいだとか、そういう事を言いたかったんじゃない





ただ、私の事を見て欲しかっただけなの





私がいつも松田を目で追いかけているように





松田も私の事を視界に入れて欲しかった、それだけなのに







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祝！400票到達！！！！



夢なら覚めないでくれ！！！本当に本当にありがとうございます！らぶ！！！！！

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