【名探偵コナン】私は1人じゃ生きられない。【松田陣平】

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｢松田 なんで呼ばれたのか分かっているな？｣




『……勿論です。』




｢ほぉぉ？言ってみろ｣




『…騎馬戦の最中に私が他の教場の騎手を故意に挙骨を喰らわせたからです。』





｢それだけか？｣





『……………スターターピストル解体(バラ)したからです。』





体育祭終わりの後片付けで、片付け忘れたスターターピストルを発見した私は興味本位で解体(バラ)してしまった




見つからなければセーフと思っていたのが悪かった




バッチリ見られた。




それだけでも反省文提出レベルなのに、動揺した私は部品を1つ失くしてしまい、結果的に欠損品となってしまった




先程まで鬼塚教場の総合優勝に満足気に笑っていたのに、般若のような顔をしていた









｢ったく、上の方の松田と言いお前と言い、すぐに解体(バラ)すな。｣







『………えへ、つい』






｢“つい”で済ませて良い訳ないだろ馬鹿者が！！｣





『申し訳ありません！！！』





その後、教官にくどくどと長ったらしい説教をされた





降谷と同等だな。このくどさ





同じことを何回も言われて飽きてしまい、思わず欠伸をしてしまった





『あ……』と思い口元を覆った頃には遅く、教官のお怒りが飛んできた





欠伸のおかげで20分は延長されたと思う




仕方がないから教官の丁度奥にある時計の秒針を教官にバレないように見つめていた







｢松田 聞いてるのか！｣




『勿論です！』





｢ほぉぉ？ではちょうど二言前に何を言ったか言ってみろ｣





『………すみません！聞いてません！』





｢素直に答える奴があるか馬鹿者！！｣





大体お前は………！と続ける教官




もうここまで来たらヤケだ




とことん長い説教に付き合おう










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｢分かったか！！｣




『はい！もうしません！！！！』




｢ふん 返事だけは立派だな｣





やった 褒められた




｢一応言っておくが、今のは褒めたうちに入らんからな｣





何故バレる



テレパシーか？



｢…リレーで大活躍をしたな｣




『…？はい』





｢………不祥事はあったが、良くやった。



今回は反省文5枚で許してやろう｣





それでも5枚かい




まぁでも、きっとこれは鬼塚教官なりのご褒美なのだろう




長い説教も、全ては私の将来への投資ということにしておく






『ありがとうございます！』





私は教官へ深々と頭を下げ、教官室を出た

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