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飲み会当日。
少し早いかなと思いつつ、現地まで行くともう何人かがお店の前に集まっていた。
「Aさーん！」
「お、森本くん」
同僚の子たちと話していた森本くんは私に気づくと手を振って、まだ少し遠い私のところまで来てくれた。
「寒いっすね今日」
「だね、でも森本くんって体温高そうな見た目してる」
「そうですか？(笑)Aさんのこと温めましょうか？」
「どうやって？」
「俺の腕の中で」
「…………」
「ちょ、そっと離れないでくださいよ！」
お店に入ってからもどういう成り行きか分からないけど、いつの間にか森本くんが隣に座っていた。
いや森本くん私のそばにいすぎじゃない…？
「森本くん、お酒強いの？」
「強いほうですかね」
「そうなんだ」
「Aさんは？」
「私はまぁ、普通かな」
隣にいるんだし当然話もするわけだけど、お話上手な慎太郎くんとは話題が尽きないから楽しくて。
そう思っていたけれど人気者の森本くんはみんなに呼ばれ席を移動してしまって、私の隣には同期の松村くんが。
同期といえど実はあまり話したことはなくて、ただ知っているが松村くんもなかなかの人気者らしい。
森本くんは人懐っこさから、
松村くんはクールな雰囲気から。
そしてどちらも顔が整っておられるとかで。
まぁ、たしかにその通りだなとは思う。
「……あの、なんか付いてる、？」
綺麗な顔だなと見つめてしまっていたらしく、
気まずそうに松村くんが私に言った。
「ぁ、ごめん何にもないの、ぼーっとしてただけ」
「そう？ならいいんだけど…」
人のこと見つめちゃうのって私の癖なのかな…。
だとしたらちょっと厄介だよ。
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雅(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！読んでて表情筋全く仕事してませんでした、、終始キュンキュンしっぱなしで余韻に浸ったまま眠れそうです(笑)こんな神作を生み出して下さりありがとうございます！ (2023年3月23日 1時) (
レス) @page41 id: 510ee6a3ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年2月11日 21時
