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「それ飲んだら一緒に帰ろ？送ってくから、」
「え！？や、そんな、私は全然１人でも…」
「だーめ、こんな時間に女の子１人になんてしないよ？」
「先輩…へへ、ありがとうございます」
遠慮はしつつも、やっぱり嬉しくて。
やっぱり優しいなぁ、先輩は。
「おいしい…」
「おいしい？よかったぁ」
「はい、先輩の入れるラテが１番好きです！」
「そんなに？ありがとねAちゃん」
本当は先輩のことが好きなんですけど…。
なんて、そんな言葉は言えずじまい。
「よし、じゃあ帰ろっか」
「はいっ」
おかげで身体も温まってちょうどいい感じ。
２人で暗くなった夜道を歩き出した。
「外はやっぱりちょっと寒いね、大丈夫？」
「平気です！」
「さすが、」
先輩と２人で帰るなんて、
むしろ身体中熱くなってるよ。
「車とかじゃなくてごめんね？」
「いえ全然！むしろ、」
「ん？」
「…なんでもないです！」
むしろ先輩と長くいられて嬉しい、
そう言いそうになった口を慌てて紡ぐ。
「今日はほんと疲れたね、ゆっくり休みなよー？」
「先輩こそですよ」
優吾先輩はすごく効率よく仕事を済ますし、
私が足でまといになってないか心配なぐらい。
「先輩は…その、こうやっていつも誰かと帰ったりするんですか？」
単純に気になっただけ。
先輩は優しいからみんなのこと家まで送っちゃうんだろうな、私だけじゃないんだろうな、って。
私が特別なわけない。
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雅(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！読んでて表情筋全く仕事してませんでした、、終始キュンキュンしっぱなしで余韻に浸ったまま眠れそうです(笑)こんな神作を生み出して下さりありがとうございます！ (2023年3月23日 1時) (
レス) @page41 id: 510ee6a3ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年2月11日 21時
