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私の素直な気持ち、伝えようと心に決めた。
とはいえタイミングが掴めなくて…。
結局1日が過ぎて帰宅の時間。
仕事の関係で今日は北斗が一緒に帰れず、樹も忙しそうであまり社内では見かけなかった。
どちらとも落ち着いて話せる状況じゃなさそうで。
いつ切り出す?どんな風に?
そんな事ばかり考えながら一人夜の道を歩く。
「Aちゃーん」
「へ、」
「やっほー」
見たことのある高身長の男性。
「ジェシーくん!?なんで?」
「まぁ細かいことは気にせずに!それより一人なら送ってくよ」
「ビックリした…。そんな、私は大丈夫だよ?」
「いーのいーの、俺が話したいことあるし!ね?」
「えっと、じゃあ……」
ジェシーくんが私に話したいこと…?
なぜかわからないけど隣でニコニコしてるジェシーくんと並んで歩く。
なんか、初めての状況だから緊張しちゃうな。
「こうして並ぶとAちゃんってちっちゃいね」
「ジェシーくんこそ大きいと思うけどな…」
「それもそうだ!」
相変わらず元気な笑い声を響かせて、
無邪気で楽しそう。
「それでまぁ、話なんだけど」
「うん?」
「この前はごめんね。どっちが好きなのとか聞いて困らせたでしょ?俺気になったらすぐなんでも言っちゃうから」
「……ううん、ちゃんと考えなきゃいけないことだったから。ジェシーくんに言われて、このまま先延ばしにしちゃダメだなって思ったよ」
結局、考えるだけじゃ答えはでなかったけれど。
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hiina(プロフ) - 、さん» ごめんなさいオリジナルフラグになっていることに気づきませんでした、、そんなつもりはなかったのですが不快にさせてしまってすみません!フラグ外してきました!ご指摘ありがとうございます!! (2020年2月15日 1時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグを立ててhit数稼ぎ、順位をとる不正はやめて下さい (2020年2月15日 0時) (レス) id: 154e896baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hiina | 作成日時:2020年2月14日 19時