５１ ページ5
.
「…あれ？もしかして北斗くん？」
北斗と帰り道を歩いていたとき。
すれ違う直前に、女性がそう言った。
「え、っと…」
北斗はそう言いながら困ったように女性を見ていて。
「もしかして覚えてない？前に合コンで会ったよ？」
「あー、なるほど…」
「何その反応〜私結構押してたんだけどなぁ」
合コン…？って、あの合コン？
北斗が合コン？
どうすればいいか分からない私は立ち尽くしたまま。
「いや…うん、ごめんなさい、覚えてないです」
「だよねぇ」
仕事関係の話は無しとして、それ以外に北斗がこうやって女の人と話すのってあんまり見たことない気がするな。
なんか…なんだろう、
すごく……。
「ここで会えたのも何かの縁だよ！今度２人で飲みに行かない？」
「あの時も言ったと思うんだけど、そもそも俺……っ、？」
一瞬言葉を詰まらせたのは
私が、北斗の袖を引っ張ったから。
「……俺、合コンとか知らなくて。そんな気もなかったから…２人で会ったりはできない、本当ごめん。」
「ん、そうだよね！無理やり連れてこられたんだろうなって思ってた。全然大丈夫だよ、こっちこそごめんね！」
彼女さんもごめんね！気がきけなくて！なんて言いながらその女性は立ち去って行った。
「A、彼女って思われちゃったね」
「…………」
ほんとにそうならよかったけど、って呟いた北斗に
私は俯いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1099人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hiina(プロフ) - 、さん» ごめんなさいオリジナルフラグになっていることに気づきませんでした、、そんなつもりはなかったのですが不快にさせてしまってすみません！フラグ外してきました！ご指摘ありがとうございます！！ (2020年2月15日 1時) (
レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグを立ててhit数稼ぎ、順位をとる不正はやめて下さい (2020年2月15日 0時) (レス) id: 154e896baf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hiina
| 作成日時：2020年2月14日 19時
