Another Story (Juri side) ページ18
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遠くなるAの背中を見て、
胸が詰まるように苦しくなった。
一人公園のベンチに座ったままの俺はしばらく動くことなんてできなくて、もうどれだけ時間が経ったのかも分からない。
「……あいつら上手くいったかなー、」
見上げた空にはたくさんの星。
いかにもAが好きそうだ。
一度そばを離れてまた出会ってやっぱり好きで、
結局フラれる…ってさ。
離れた意味あった?
もし高校のときに思いを伝えていたら?
もしあのとき離れるなんて選ばず、ずっとそばにいられたら?
何かが変わっていたのだろうか。
なんて…もうそんなこと考えたって仕方ない。
全部、俺が選んだ道だ。
おめでとうなんて言うにはまだちょっと心が追いついていないけれど、Aも北斗も、大切な幼馴染。
いつかちゃんと、言うからさ。
ただ、もしAを泣かしたなんて日が来るなら、
迷わず俺が奪いに行こうと思う。
だから当分の間は、諦めるなんてできないかなー。
《フラれた》
《飲みに行こ、強制》
スマホを開いてそう送ると、
奴からはアホみたいに早い返信が返ってきた。
《Jesse : 樹〜〜〜!!!!!!大丈夫俺がついてるよ!!!いつものとこで待ってる!!!!!!!》
と、まぁ先に店に着いたのは俺だったんだけど。
今日はとりあえず、
お世話になるよ大男。(笑)
fin.
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hiina(プロフ) - 、さん» ごめんなさいオリジナルフラグになっていることに気づきませんでした、、そんなつもりはなかったのですが不快にさせてしまってすみません!フラグ外してきました!ご指摘ありがとうございます!! (2020年2月15日 1時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグを立ててhit数稼ぎ、順位をとる不正はやめて下さい (2020年2月15日 0時) (レス) id: 154e896baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hiina | 作成日時:2020年2月14日 19時