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「おじゃましまーす…」
外じゃ肌寒いし中入ろっか、って
もう何度も踏み入れたことのある北斗の家。
わたし、ついに北斗の彼女になったんだ…。
「A、こっちきて」
「あ…、えと…」
「なに?今さら緊張?」
「いや、だってなんかっ」
「いいから、きて」
半ば強引に手を引かれてまたすっぽりと北斗の腕の中へ収められた私。
「北斗、ぎゅってするの好きなの?」
「うん、おちつく…」
ふわふわの髪が頬にあたってくすぐったい。
「夢みたい、Aが俺を好きなんて。」
北斗は、ずっと私のことを好きでいてくれたんだもんね。
「ありがとう北斗、今日まで待っててくれて。」
「ほんと。遅せぇよバカ…」
「ふふ、ごめんね?」
北斗の手が頬に触れて、
ゆっくりと近くなる距離に目を閉じた。
「ん…」
すごくすごく、優しいキスだった。
出会ってもう20年が過ぎて、
ずっとそばで私を見ていてくれた。
嬉しいときも泣いちゃうような日もいつだって…。
気づけばいつもいつも支えられてた。
私は北斗のために何かしてあげられていたのかな?
迷惑かけて、傷つけてばかりじゃなかったかな?
それでもずっと想っていてくれた北斗を、
私は幸せにしたいって感じるよ。
「私、一生北斗を守るからね」
「なにそれプロポーズ?」
「へ、ちがっ…//」
「まぁ…そういうことはいつか俺から、ね?」
「はい…//」
目が合って、笑いあった。
「ね、A、もっかい」
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hiina(プロフ) - 、さん» ごめんなさいオリジナルフラグになっていることに気づきませんでした、、そんなつもりはなかったのですが不快にさせてしまってすみません!フラグ外してきました!ご指摘ありがとうございます!! (2020年2月15日 1時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグを立ててhit数稼ぎ、順位をとる不正はやめて下さい (2020年2月15日 0時) (レス) id: 154e896baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hiina | 作成日時:2020年2月14日 19時