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「だ、だめっ…!!!」
咄嗟に、樹を押し退けた。
「ぁ、の…ごめ、ん……」
「ふっ、なーんだ。ちゃんと拒否できんじゃん!」
ガシガシっと頭を撫でられて樹が笑う。
「驚かせた?まぁ、Aが抵抗しなかったらちゅーしてたかもだけど。」
「なっ、、」
「あの時みたいに簡単にちょっかい出されないよーに!」
樹、
もしかしてわざと…?
「あと、いくら俺がかっこいいからって、もうフラフラしないこと!」
「な、なにそれっ」
「事実だし」
一気に場の雰囲気が明るくなって、
樹もずっと笑ってて。
ありがとう。
ありがとう、樹。
何度言っても足りない。
「んで、まだ気持ち伝えてないんだろ?」
「…っ、うん、」
「俺はいいから、ちゃんと行って伝えてこい」
「私ね、樹のこと……」
"本当に好きだった"
なんて、そんな言葉…
樹は望んでない。
きっと、一番口に出しちゃいけない。
だから…
「…樹のこと、幼馴染でよかったって本当に思う…ありがとう…っ、」
泣くな、
泣くな私。
泣いていいのは私じゃない。
樹が明るく見届けてくれるなら、笑顔でいなきゃ。
「うん、俺も。
…がんばれよA」
さようなら。
長かった私の、
樹への恋。
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hiina(プロフ) - 、さん» ごめんなさいオリジナルフラグになっていることに気づきませんでした、、そんなつもりはなかったのですが不快にさせてしまってすみません!フラグ外してきました!ご指摘ありがとうございます!! (2020年2月15日 1時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグを立ててhit数稼ぎ、順位をとる不正はやめて下さい (2020年2月15日 0時) (レス) id: 154e896baf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:hiina | 作成日時:2020年2月14日 19時