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最初こそ絶対に仲良くなれないタイプだと思ってた。
ずっと読書ばかりで話しかけないでオーラがすごくて、絶対に心開いてくれなさそうな感じだから周りの子たちも近寄り難いんだと思う。
だけどいざ話してみると違くて、極度の人見知りだけど慣れると話すし、お喋り自体は好きらしい。
実際私が話しかけると返してくれるし、松村くんにも私と仲良くしようという気持ちはあるのだと聞いた。
「で、もう用は済んだ？早く読みたいんだよねこの話」
仲良くしようという気持ちは、ある、らしい…
えっと……
え、ある？
「ぁー、どうぞお好きに…？」
「どうも」
うん、ないだろ。
心の中でツッコミを入れたところで、
丁度教室に入ってきた１人の女の子と目が合った。
「あ！ゆづちゃんおはよ」
「おはよーA」
星野結月、あだ名はゆづとかゆづちゃんとか。
１年の頃から一緒で私の親友！
この子もまた可愛くて綺麗で、目の保養なの。
「あれ、今日は松村くんとは？」
「さっきまで話してた！今は本読みたいっぽい」
私がいつも松村くんといるもんだから話しかけてないことに驚いたらしいゆづちゃん。
「Aも毎日よく話しかけるよねー」
「うん、だって超面白いの」
「Aの影響で少しは話すけど会話続いたことなんてないよ？」
「ほー、松村北斗のトリセツ作ろうか？」
「別にいらない」
「そ？でもまだ私も素材が足りないからもう少し待って」
「だからいらんて」
そうこうしてるうちに１限が始まる時間。
席へ戻って隣の松村くんを見ると読んでいた本を閉じて古典の準備をしていた。
それを見てやっと１限の教科が古典だと知る私。
「ありがとう松村くん」
「は？」
と、まぁ、こうして今日も１日が始まるのであった。
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hiina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！お楽しみいたけただようで嬉しいです(泣)ぜひこれからもよろしくお願いします！ (2021年2月14日 20時) (
レス) id: dd01d7da97 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ めちゃくちゃキュンキュンするお話でした(>_<) (2021年2月14日 3時) (レス) id: e3d456c007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年1月20日 23時
