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早速その日の放課後、教室に残って勉強会が行われた。
まずは英語から。
「あいうぃる、……えっと、？？？」
「さっき読んだよこの単語」
「忘れた」
「なんで」
まぁまぁ、次に数学。
「あ！答えは＋５！！？」
「残念だけど違う」
「…うそ、北斗が違うんじゃない？」
「教えるのやめようか？」
「ごめんなさいやめないで」
「え、なんでこの２教科だけ極端に悪いの？不思議」
「なっ、誰だってあるでしょ苦手なの！」
いざ始めてみれば私に呆れ返っている様子の北斗。
いやぁ、ごめんて…
でも何だかんだで優しい北斗は熱心に教えてくれて、
今日はひとまず英語を中心に進めてくれた。
さすが頭いいだけあってちゃんと説明を聞けば分かりやすいの。
「すごい、分かった！」
「なんだ意外と飲み込みは早いじゃん」
「ほんと？」
こんな風に褒めてくれることもしばしば。
えぇ…ときめいちゃうなぁ、
なんちゃって。
「じゃ、今日はここまでかな」
「うん！ありがとう北斗」
「送ってくよ、って言いたいところだけど生憎わざわざ電車に乗ってまで着いていく優しさは持ち合わせてないんだよね」
「最悪じゃん」
北斗の家ってこの辺らしいからね、たしかに私の家まで来てもらうのは本当に悪いからいいんだけど。
「じゃあまたね北斗」
「え、待ってよ」
「ん？」
玄関を出て歩き出そうとすると、引き止められて。
「そこの駅までは送るよそりゃ」
「え」
「何さその顔」
「いや、そういうことするんだなぁと」
「おれ優しいから」
「さっき優しさは持ち合わせてないって」
「それは度合いの話」
「よく分からん」
うーん、やっぱり変な人だ。
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hiina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！お楽しみいたけただようで嬉しいです(泣)ぜひこれからもよろしくお願いします！ (2021年2月14日 20時) (
レス) id: dd01d7da97 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ めちゃくちゃキュンキュンするお話でした(>_<) (2021年2月14日 3時) (レス) id: e3d456c007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年1月20日 23時
