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起床を促すアラームが鳴った。
カーテンから差し込む光が眩しくて目を開けるのも億劫。
やっとの思いで枕元にあるスマホに手を伸ばしてアラームを止め、2度寝しようとまた布団に潜り込んだ。
〜♪
「…………ん、」
LINEの着信を知らせる音楽が鳴って、
朝から迷惑だなって思いながら通話に出た。
「なに、だれ…」
『………ぁ』
「………？」
『たぶん間違えました』
それだけ言い残して切れてしまった通話。
「………え、」
意味がわからなくて目が覚め、改めて画面を見た。
「あ、松村くん…？」
"松村北斗"とのトーク画面に、通話時間 0:12 と履歴が残っているのを見てそういえばそんな声してたなぁと。
そう考えているうちにやっと思い出した。
松村くんが朝から私に電話をかけてきた意味。
それは松村くんとの昨日のトーク履歴にしっかりと残っていて、約束を律儀に守ってくれたんだと、思わず笑みがこぼれた。
お陰で目が覚めた私は学校に行く支度を始め、
いつものように家を出て最寄り駅まで歩く。
もう松村くんはとっくに着いてるんだろうな、なんて思いながら電車を降りて足早に学校へ向かう。
多くの生徒たちの横を通り抜けて玄関までたどり着くと、やっぱり彼の靴は綺麗に下駄箱に並べられていた。
「ふふ、相変わらず早いなぁ」
階段を上って2年2組と書かれた教室の後の扉、
いつものようにガラっと開けた。
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hiina(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！！お楽しみいたけただようで嬉しいです(泣)ぜひこれからもよろしくお願いします！ (2021年2月14日 20時) (
レス) id: dd01d7da97 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結おめでとうございます！ めちゃくちゃキュンキュンするお話でした(>_<) (2021年2月14日 3時) (レス) id: e3d456c007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年1月20日 23時
