＊ ページ18
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「………起きて、A」
何度か呼ばれる名前に目を開ければ
飛び込んできたイケメン。
「北斗………やっぱかっこいいね、、」
「急だな。熱で頭やられてんの？」
北斗を見てたら逆に熱上がる気がするよね。
「お粥作ったんだけど食べれそう？薬も飲まなきゃだし」
「えっ！食べる！」
「お、食欲はあんのね」
もうお昼過ぎだし風邪とはいえ食べないと私死んじゃう。
北斗の料理が食べれるなんて幸せかもしれない。
「……なに口開けて待ってんの」
「あーんは！？してくれないの！？」
「はいはい、元気だな(笑)」
こうして北斗にあーんしてもらったおかげでお粥を完食した私はまたベッドに横になった。
いっぱい寝たから眠くないなーと思いつつもやっぱり体はだるい。
「北斗も一緒にお昼寝する？」
「あー、じゃあしようかな」
「え？ほんとに？え？」
冗談のつもりが、予想外の答えに驚いた。
そんな私を笑いながら北斗は布団へと潜り込む。
顔が近くて思わず目を逸らすけど頬に手を添えて
こっち見てて、なんて言葉にもう逃げられない。
「ねぇ、風邪ってさ、人に移すと早く治るんだって。…………だから俺に移して？」
そう囁いた北斗は私にキスをして、それがだんだんと深くなる。
「んっ…ふぁ……ほくっ…//」
「も、すこし…」
部屋に響くリップ音と自分の声が恥ずかしくて、
熱のせいで全てが熱くてとろけそう。
「っ、はぁ…」
「ん、大丈夫？」
「頭ふわふわする…」
「熱上がっちゃったかもね」
ほんとだよ、絶対上がってるよこんなの！
息が荒くなった私を落ち着かせるように背中をさすってくれる北斗。
ドキドキするけどやっぱり北斗の手は安心する。
「ぎゅってしててあげるから、もっかい寝よっか」
「うんっ」
眠くないけれど北斗の腕の中にいられるなら幸せだ。
もし本当に北斗に風邪が移ったら今度は私が看病してあげないとなぁ。
そう思いながら目を閉じれば、私はまたいつの間にか夢の中。
寝すぎだなんて言わないでね(笑)
風邪のときぐらいしかこんなに眠れないんだから！
fin.
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のぞみ(プロフ) - Hiiさん» 分かります、呼べたら冥土の土産はもう十分ですねw (2019年1月14日 1時) (
レス) id: 0a123ac5bc (このIDを非表示/違反報告)
Hii(プロフ) - まてぃ子さん» わ〜こちらこそです！よかった！！ぜひぜひこんな作品ですがこれからもたくさん読んでやってください(＞＜) (2019年1月10日 0時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
まてぃ子(プロフ) - Hiiさん» めちゃめちゃきゅんきゅんしました有難うございます(;_;)これからも応援してます(;_;) (2019年1月9日 23時) (レス) id: 59ad6f6149 (このIDを非表示/違反報告)
Hii(プロフ) - のぞみさん» ほっくんをお兄ちゃんと呼べる日が来たならそれはきっと私の命日(え？笑) (2019年1月9日 22時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
Hii(プロフ) - まてぃ子さん» こちらこそリクエストありがとうございました！なんだか長くなってやっと書き終えたのですが、楽しんでいただけたら嬉しいです！(泣) (2019年1月9日 22時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2018年12月9日 22時
