＊(Hokuto side) ページ6
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「私、本当は北斗が体調悪いことに気づいてた」
「え？」
「北斗のことだもん、すぐ分かるよ。朝ご飯は変わらず全部食べてくれたけどペースが遅かったし、キス…したとき、いつもよりも体温が熱かった…」
なんだ、気づかれてたんだ。
うまく隠せたと思ってたんだけどなぁ。
「でも私、北斗ならお仕事行くって言うだろうしそのまま送り出しちゃって…こんなに無理させちゃうならちゃんと引き止めておけばよかったよね、ごめんね北斗……」
こうなったのは私のせいだ、なんて俯いた。
「A、顔上げて」
「んぅ、」
「Aの言う通りだよ、朝なにか言われてても俺は仕事に行ったと思う。でもそれは俺の判断。むしろAは知ってた上で黙っててくれたなんて、俺の気持ちも考えてくれたんでしょ？」
自分から黙ってたことだけど、俺の少しの変化に気づいてくれるなんてそれはちょっと嬉しかった。
そう伝えれば、気づくに決まってるよって頬を膨らませる。
それがまた可愛くてそっとAを抱き寄せた。
「北斗熱いよ…熱上がってるよ…？」
「じゃあ一緒に寝よ？」
「っ、しょうがないなぁ」
「ふふ、なんか嬉しそうだけど？」
「う、だって……」
北斗が体調悪いのにこんなこと言うのはあれだけど…
ってもごもごと言いづらそうに胸に顔をうずめた。
「ん？教えて？」
「そ、の……本当だったら北斗は今お仕事だったわけで…だからこうやって2人でゆっくりできるの嬉しいな、って……」
腕の中でそう言ったAにため息が出た。
「俺が熱上がってんの、たぶんAのせいだ」
「へ？なんで！？ごめん！！！」
焦って勢いよく顔を上げたAの頬を包んで
掬い上げるようなキス。
「……っ//」
「可愛すぎて困るって言ってんの」
こんなに癒しをもらったらもう俺は頑張るしかないじゃん、って今朝も同じことを思ったような…。
明日には体調万全にして仕事するから。
どうか今日くらいは可愛い可愛い彼女に甘えても許してもらえますように。
fin.
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hiina(プロフ) - たい焼きさん» ヤンデレと心中がテーマになっていたお話なのでそういうことになりますね、、幸せな死ですきっと、、(？) (2020年8月14日 15時) (
レス) id: c45b4442a4 (このIDを非表示/違反報告)
たい焼き - 「永遠の誓い」って最後死んじゃったんですか…？考えすぎ？？ (2020年8月14日 0時) (レス) id: 0b039e69c7 (このIDを非表示/違反報告)
hiina(プロフ) - れくさん» お返事遅くなってごめんなさい！！ありがとうございます頑張りますね！！ (2019年5月17日 23時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
れく - すごく面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年5月13日 15時) (レス) id: b7eeef1b9a (このIDを非表示/違反報告)
hiina(プロフ) - すずかすてらさん» わ〜！そう言っていただけて嬉しいです！！こちらこそありがとうございました(泣) (2019年5月6日 14時) (レス) id: eba973f29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2019年3月18日 17時
