【MU】ド腐れ縁 (ページ8)

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6話ページ8

「紹介したい奴がいるだって？」

パーティの真っ最中、騒がしいRΩRの宿舎の居間でサリーはジョニーと話していた

「さっきのメロン色のビーチボールみたいな奴はごめんだぜ」

「違うよ、俺の幼馴染なんだ」

「幼馴染？」

鼻で笑っていたジョニーは、幼馴染という単語に引っかかった

「怖がらせの腕前は抜群、成績も上の上だ」

「ほぅ…どんな奴だ？」

ジョニーは興味深そうににやにやと笑いながら問い質す

話している最中、チェットが何度かジョニーを誘いに来たが、後でな、と軽くあしらっていた

「ルズジェンコフ家の娘か…」

一通り聞いた後、娘という言葉を強調したジョニー

それもそうだ

このクラブは男子友愛会で通っている

男子、というのは絶対条件ではないが、他の奴らにその意識が染みついていた

大学でもトップクラスの生徒たちに群がる女は多くいて、それをあしらうために一つの理由として使っていたのだ

「…今度直接、会わせてもらおうか」

ジョニーはそう言って騒がしい輪の中に入っていき、その姿を見てサリーは鼻を鳴らした