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プロローグ ページ1
「俺、ジェームズ・P・サリバン！」
「…A・ルズジェンコフ」
父親たちが肩を組み合い、母親たちは優雅に笑っている
サリバン家とそういう仲になったのは、私たちが4歳のときだった
4歳にして150ほどもある彼の身長に、少なからず恐怖を覚えていた
「何して遊ぶ？怖がらせ屋ごっこでもするか？」
そう言った彼は牙をむき出し、大きな唸り声をあげた
4歳にして目前にした
才能というもの
それがそこに、輝いていたのだ
「へへ、怖かった？」
その才能と裏腹に、彼は大きな口を開けて豪快に笑った
「…も」
「へ？」
「私も、怖がらせ、する！」
これが初めて、彼の隣に立ちたいと思った時
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作者名：かわしき | 作成日時：2016年3月27日 18時
